ペット霊園の秋を飾ってくれるお花に彼岸花があります。この彼岸花を東側斜面に植え付けを行いました。
この彼岸花は、春になると生えている葉っぱが枯れて8月を過ぎた9月のお彼岸になると突然ニョッキリと茎を伸ばして来てお彼岸に真っ赤なお花を咲かせるので彼岸花言うのでしょうか。
この彼岸花は、私が菩提寺のお施餓鬼の時に一緒に総代をしている仲間の方から戴いたお花です。当時は未だペット霊園を始めてすぐの事でした。
総代の皆様は、私がペット霊園を始めたのをご存知でした。
お施餓鬼が終了して食事をしていた時に隣に座ったAさんから、「曼珠沙華のお花を掘り起こしたので必要ならお分けしますよ。」と有難いお言葉を戴きその日に戴いてきました。
数もとてもいっぱいあり段ボールに3分の1位の量だったと思います。
それをペット霊園の共同墓地の脇に植えさせていただきました。その曼珠沙華のお花が秋のお彼岸になるととても元気に毎年咲始めお花の少ない始めたばかりのペット霊園を彩ってくれたとても感謝に絶えないお花なのです。
この曼珠沙華はお彼岸に咲く花ですので、彼岸花と云う名が付いたのでしょうか。真っ赤な色がとても鮮やかで素敵なお花です。
この曼珠沙華は、田んぼのあぜ道に良く咲いています。一説によると毒がある為に野鼠やモグラからこのあぜ道を守るために植えてあると書いてある書物もあります。
私は、この曼珠沙華はとても法面の保護に良いお花だと思っています。
それは、今回も感じたのですがこの曼珠沙華を発泡スチロールの箱に土を入れて育成していたのを植え付けを行うので発泡スチロールから取り出そうとしても中々中に入っている土も出すことが出来ません。
発泡スチロールをひっくり返しても周りの土は落ちてきますが、曼珠沙華はそのままくっ付いています。それは長く伸びた根っこがこの発泡スチロールの底を通り抜けて外まで伸ばしているからなのです。
この様に良く根っこを張る曼珠沙華ですからとても斜面の所に植えるとそこからの土の崩壊に役立つのです。
今回は、東側の斜面の上に土の流れ止めに鋼鉄製の足場板をパイプを斜面に打って作った所にこの曼珠沙華を植える事に致しました。
この足場板の所には上から降ってくる葉っぱがいっぱい詰まっています。この葉っぱが長い間に堆肥化してとても植え込みには良い環境になりました。
以前は、固い土でしたが掘起してみるとフカフカしていて堆肥化した腐葉土になっています。積もっている葉っぱを退かすとそこに伏兵がいました。
そうです。どんぐりから出てきた根っこがいっぱい土の中に張り出しています。
どんぐりで植樹も良いのですが、この場所ではチョッと困ります。その為にこのどんぐりを取り除きながら曼珠沙華を植え付けました。
今回植え付けたのは43ヶのある程度大きくなった球根です。
小さな球根は、また育苗箱に植え付けをして大きくなるのを待つことにいたしました。
この曼珠沙華が根についてくれればこの東側の斜面の上に真っ赤なラインが引けるように咲き始めてくれます。そしてこの曼珠沙華は1年に5cmから10cm位の球根の広がりが出来れ来るのです。
大きくなった曼珠沙華の球根には隣に小さな球根が付いています。
球根の子供が誕生してそれが大きくなってまた次に子供が増えるという現象で増えていくのです。
今回は、共同墓地の脇に生えている曼珠沙華の掘り起こしは致しませんでしたが、この一株になっている一団を掘り起こすときっと一塊で30ヶから40ヶの球根の群れになっていると思います。
今年は、芝桜で斜面を守っていた芝桜がここでダメになってきているので、この斜面を保護する目的で松葉菊を植え付ける予定です。
その為に昨年からこの松葉菊の挿し木をして新たな苗を作ってきました。
現在植え付けが出来る様になったのが育苗箱で4箱あります、そして挿し木をして育成中のが4箱、また新たに挿し木をしたのが2箱ありますのでこの苗を順次斜面の植え付けを行っていきたいと考えています。
この土止め用に斜面の上に曼珠沙華を植えて、斜面には松葉菊で斜面を保護して斜面の崩壊を止める予定です。
開園して10年になりますと色々とお花自体も枯れたり元気がなくなって来たりするお花も出てきます。少しずつのこの変化を確りと捉えてその対応を取って行く事が肝要だと思います。
今回の曼珠沙華の植え付けは未だ斜面の長さの30%位の長さです。
こらから少しずつ増やしていければいいと思ています。綺麗なペット霊園をご利用いただけるお客様の為にも維持管理がとても重要な事なのです。
いつでも綺麗なお花が咲いているペット霊園を維持管理をして参ります。