名古屋市の中川区からセキセイインコの火葬にいらっしゃいました。
お電話を戴いたのは昨晩の23時22分でした。
あまり見かけない電話番号でしたが、予約を受けてビックリしました。
何と愛知県名古屋市からなのです。
「八王子下柚木ペット霊園さんですか?」「はい。そうです。」
「0120で掛けられなかったのでこの電話で失礼します。セキセイインコの火葬をしたいのですが色々と調べさせていただいたのですが、個別の立会火葬でお願いする事は出来ますか。」とお電話を受けました。
「お骨は拾えますか?」「お骨を拾って持ち帰ってください。」「分かりました。」
「お骨が綺麗に残ると書いてあったのでお電話しましたが、こちらは名古屋からですがそちらに伺いたいのですが、明日は何時なら空いていますか。」「14時30分だけ空いています。その時間に伺います。」
と本当に名古屋から来るつもりらしいです。
「是非お願いします。車で伺いますが、高速で行けばそんなに時間が掛からないと思うので。」と予約をお受けすることに致しました。
綺麗なお骨が残る極小ペットの火葬の代表格がインコちゃんの火葬です。
技術開発に8年かかりましが最近は、いつでもとても綺麗に火葬出来るようになりました。
ですから自信があります。
お客様は14時10分に到着。
車から降りて「宜しくお願いします。」と大きく最敬礼をされてしまいました。
お話を聞くと名古屋から5時間掛けて高速を飛ばしていらっしゃったみたいです。
遠くからのお越しは頭の下がる思いです。
それ程、綺麗に全部のお骨が残って火葬できる所ってないのですね。
関東では、当園しかこの極小ペットの火葬に力を入れている所はないと思うんですが、中部圏においてもないのでしょうか?
やっぱり日本全国でも私たちの技術改革をしたオリジナル火葬方法を使っている所は当園だけですし、このオリジナル火葬でなければいつでも綺麗に全部のお骨が残るような火葬はできないのですよね。
連れ来たインコちゃんは、黄色い色のセキセイインコちゃんでした。
とても頭が良くて物分りが良く、いろんな事をおしゃべりするインコちゃんだったそうです。
色んなおしゃべりをするインコちゃんが亡くなるととても辛いですよね。家族その者ですから。
話し相手になってくれたのでしょうから。
お婆ちゃんが目頭を押えながらこのインコちゃんのご葬儀や火葬炉でのお別れをしていたことがとても印象的でした。
火葬時間は、25分で終了致しました。
お骨は少し縮こまっていましたが真っ白でとても綺麗なお骨でした。
お客様のもとへ火葬したままのお骨を運びますと、お客様は、「凄い、そのまんま!」と叫びました。
綺麗に火葬出来ると書いてあったので期待はしていましたが、全くそのままの姿で出て来るのは思っても見ない事だったのでしょう。
「凄い、来て良かった。」言って喜んでいます。
お骨も頭の先にクチバシが確りと着いていて下顎もそこに付いているので、生きている時と同じお顔なのです。
残念ながら羽毛やお肉はなくなってしまっていますが、インコちゃんがうずくまっている格好に見えるのです。足の指先が固まって少し離れた所にありましたが。
残念ながら、頭を骨壷に入れる時にクチバシは離れてしまいました。頭の前にクチバシを置いてお骨上げは終了しました。
とても几帳面な方で時間通りに来れる様に、時間の前に一旦ペット霊園の前まで来て場所を確認して時間を潰していたと言っていました。
又、小さいペット霊園だと電話で言われたのでお爺さんを家に置いて来て三人できた事を悔やんでいました。「みんなで来ても全く大丈夫だったんですね。」
こんなに確りしたお見送りが出来たことも、思った以上のそのまんまの姿のお骨もとても満足した様子でした。
たまたま、お婆ちゃんの実家が相模原にあったのでここまでくる決断が出来たのでしょうが、片道5時間も掛けていらっしゃるには相当な勇気が必要だったとおもいます。