自然埋葬の墓地があり、自然埋葬が出来る施設はそんなに多くありません。
この八王子市内では当園だけが設置してある施設です。もしかすると三多摩で当園だけかもしれません。
この自然埋葬地は、冬のお花と夏のお花を分けて咲かせています。
今までのパンジーは、ソロソロ時期も過ぎたので、ここで植え替えをすることに致しました。
出番は、待ちに待っていたマリーゴールドです。
このマリーゴールドは、2月の初旬にビニールハウスの中で種蒔きをして4月後半から出番を待っていました。
3年ぐらい前だったと思いますが、このマリーゴールドは種蒔きに失敗してしまって夏にマリーゴールドが本当に少ないことがあった思い出があります。
でも、今年は待機しているマリーゴールドもいっぱいお花をつけて待っていてくれました。そこで今回の植え付け作業です。
パンジーのお花はこの前、共同墓地の通路の西側に植えてあったのを夏越しをするために無駄な茎を切り落として大きなビニールポットに入れてビニールハウスの半日陰の所に引越しを致しました。
この所には、一足お先に夏越しの準備をしたジュリアンが退避しています。このジュリアンはとても威勢が良くてお花を付けかけているのもあります。
ここに、先だってパンジーの引越しをしておいてあります。
この様な、状況のなかで植えてあるパンジーは冬越しをせずに廃棄して、待機してあるパンジーを植えつけました。
最近この自然埋葬墓地へのお花の植え付けは、丁度伴分ぐらいに部分だけお花を植えつけることにしています。
これは、自然埋葬するお客様が最近になって増え始めてあんまり空いている場所が少ないとゆったりと自然埋葬する所がなくなってしまうからなのです。
自然埋葬地の管理の方法として、お客様に次の様に説明しています。
自然埋葬をした所は、こんもりと土が盛ってあるように埋葬をお願いしています。とこの様に説明しています。この自然埋葬をしたお骨は、通常直ぐに土に帰ることはありません。粉骨してあってもこの粉骨したお骨が水分に当ったり空気に触れると極小さい粉骨したお骨でもくっ付きあって固まってくるのです。
そのために、秋と初夏のお花の入れ替えの時期に耕運機を掛けてこの固まってしまったお骨をバラバラにほぐす作業をしています。
これは、お客様方のご希望を満たす為にお骨が早く土に帰れるようにやっているのでご理解ください。
然しながら、今年は耕運機を掛けるのを止めてマリーゴールを植え付けしました。
訳は、昨年の秋に耕運機を掛けてまだ土自信がホワホワとしている感触があるので今回は耕運機を掛けるのを見送ってまた秋になったら掛けようという事にしました。
植え付けをしたマリーゴールドは、現在とても綺麗に咲いています。
すっかりと根っこが付いているみたいです。植え付けをして一週間ぐらいになりますが、とても元気な姿をして生長を続けています。
このマリーゴールドは、とてもアルカリ性を好むお花です。
ですから、今年もこの自然埋葬墓地を綺麗にお花でいっぱいにしてくれることだと思っています。