毎年の事ですが、菜の花の終わりの時期を迎えました。
お花も終わりになり、茎に種のついた房がつながっています。
種の為には、もう少しこのままの形でおいて置いた方が種自体が成長して枯れてきますのでそのほうが良いみたいです。
このまま少し放置しておきたいのですが、見栄えがあまり良くありません。いかにも手入れがされてないみたいなので意を決して菜の花を引き抜きながら種取を始めることに致しました。
一本ずつ丁寧に地面から抜いて土を払ってから、一つずつの枝から種を取って行きます。ゴム手をしていますので、茎を左手で持って右手でズズズットしたに指に力を入れて茎から種の房を離して下に置いてある発泡スチロールの箱に落としていきます。
種が枯れてきて零れそうな茎は、右手のズズズッと下に下ろしていくと、種が房から飛出して下の箱に飛び込んでいきます。
未だ、若くて生長盛りのはそんなわけには行きません。
種の入ったふさもと茎から剥ぎ取っていく感じです。
今年の菜の花は、失敗続きでお花畑にはいっぱい菜の花で埋めることが出来ませんでした。ビニールハウスで育てた苗をまばらに植えてあり、直蒔きした種は、コズエてしまってひょろ長く小さい茎が立っている程度です。
8月の熱さで始めて蒔いた種は、芽が出てきても生長する事が出来ませんでした。9月に蒔いた種は長雨で土を被ってしまって全滅です。
10月に種蒔きをしたのは、生長する前の寒さでコズエてしまって、細長くて生長してくれません。
こんな状態で、頼りはビニールハウスの中で育った菜の花なのです。
ある程度生長すると、冬の寒さにも負けずに寒さを乗り切ってくれるのですが、未だ小さい時に寒さに当ると茎もそのままで止まってしまってそれ以上の生長をしてくれないのです。
今回の菜の花の種取は、ビニールハウスで大きくなった菜の花を集中的に種取をいたしましたが、悪い種もいっぱいあるみたいで今年の夏からの種蒔きは新たに購入しなければならないかも知れません。
当園の基本は、「種を蒔き、育てて花をつけ、その実を種としてそれを取ってまた蒔く。」という循環を繰り返すことなのですが、今年はとても不安です。
発泡スチロールいっぱいの房の中に入っている種を取ることが出来ました。
これを乾燥させて房と種を分離させて次回に備えるのです。
本日行なった作業は、種取作業です。
今年は、7月ぐらいにビニールハウス内で種蒔きをしてみようと思っています。