キンカチョウの火葬を致しました。
12グラムの小さな小鳥でタッパに入れて連れていらっしゃいました。安らかに横向きで寝ているようでした。
相模原からバスと電車でいらっしゃいました。前のお客様2台の車が霊園を出て行きましたが、その車を避けるように歩いていらっしゃいます。
まだ、時間も早かったのでお客様とは気が付かずにいたら、霊園に入っていらっしゃいました。
16時の予約した〇〇です。
直ぐ前の片づけを終わらせて礼拝所へ案内です。
連れてきたキンカチョウは、12グラムのとても可愛い感じの小鳥ちゃんです。
事務処理の時にお客様にお聞きしたら、「鳥、死体、保存」というキーワードで検索したそうです。
そしたら、「9日も保存してから火葬をした。」という記事を見つけて当園を知ったそうです。キッとそれから極小ペットのページを見つけてそのページを見たと思われます。
その後、お線香だけ上げてお葬式。
火葬炉に載せて霊園のお花で飾ってお別れして点火を見届けました。
火葬時間は30分掛かりました。
火葬したお骨を、お客様のお待ちの礼拝所にもって行くと、お客様はじっと下を向いて覗き込んでいます。
「腰が痛くなりますから、座って見ますか?」
そうですね。
喉仏も写真を撮って拡大するとわかる程度です。これを箸で摘んでお客様にお見せする事は中々出来ないので、この様な方法を使って説明しています。
火葬したお骨を骨壷に入れるときに「当園の極小ペットの火葬した後の写真を見ましたか?」と聞いたら「見ました。」無口なお客様だったので余りおっしゃらなかったですが、多分、その写真で当園に火葬をお願い知ることを決めたようです。
火葬したお骨の、下腹部が青白い燃えカスがあり、お客様の言っていた副腎辺りに茶黒い腫瘍の痕がありました。
お客様の前に、火葬したままの形でお見せして、お客様も自分の大切なキンカチョウがどうして亡くなったのか知りたかったようです。
お客様は、『「医者でもレントゲンは小さいから取れないし、麻酔も打て無い。」といって何処が悪いか分かれなかったです。』『悪い場所が分ってよかったです。』と言っていました。
頭のお骨も下顎が付いてまま入れられて喜んでいました。
相模原市中央区からのお客様でしたが、近くに綺麗にお骨が残せるペット霊園があった良かったみたいです。
お帰りは雨が降っていましたが、満足そうなお顔でお帰りになりました。