「こんなに綺麗に入っている。」
ヨークシャテリアの火葬したお骨を骨壷に入れてお渡しするときに言われました。
今日の火葬でお客様のご希望は、お骨を当日持帰る事が出来るのをご希望で、自分でお骨を拾うことが希望ではありませんでした。
私たちのペット霊園では、数年前に個別一任火葬を当日お骨を持帰る事が出来る「持帰火葬」と翌日以降にお骨を受取に来てもらう「お預火葬」に分けました。
これは、個別一任火葬でも当日お骨を貰いたいお客様がとても多かったのでこの「持帰火葬」と言う当日お骨をお渡しする火葬を作りました。
火葬したお骨は、スタッフが拾って骨壷に入れてお渡しするのですが、今日のお客様もとても可愛がっていたヨークシャテリアちゃんだったんでしょう。
とても、自分では拾えない方が多くいらっしゃいます。
この人達に取っては、当日お骨は持ち帰りたいがお骨は自分では拾えない方にとても向いている火葬方法です。
そして、お骨を受け取ったお客様が骨壷に入ったお骨を見て、整然ととてもきれいに入っているので「こんなに綺麗に入っている。」と洩らした一言だったのです。
持帰り火葬では、近くのお客様は一旦お骨を持って来て直ぐに帰って又、ご自分の都合の時間に受取にいらっしゃるお客様もあれば、火葬するのをペット霊園でお待ちいただいて火葬したお骨を持ち帰るお客様の二通りいらっしゃいます。
何れにしても、持ち帰り火葬はお客様の受付をして直ぐに火葬を始めるのが基本です。
ですから、待っていたとしてもそんなに長く待つ必要はありません。
ヨークシャテリアの火葬なら、火葬時間は40分ほどで終了します。
その後、スタッフが拾って骨壷に入れてお渡しするので、火葬開始してから50分ほどで骨壷に入れたお骨を受け取ることが出来ます。
今日のお客様も、霊園の礼拝所で待っていていただいて、火葬して骨壷に入ったお骨を持ち替えりました。
前回の火葬は、他の業者にお願いしたのでしょう。
そして、骨壷に入ったお骨はグチャグチャに入っていたのかも、知れません。
ですから、「こんなに綺麗に入っている。」と言う言葉が出たのでしょう。
当園では、いつもこの様に骨壷へ入れているので普通なのですが、他ではそうではなかったのでしょうね。
又、火葬技術の問題で、もう15年も丁寧な火葬、綺麗なお骨を残す火葬、そして火葬中お骨に触れない火葬をずっと通しているので、他で火葬したお客様に取ってはとても綺麗なお骨に見えたのでしょう。
綺麗な真っ白なお骨にする技術は、確りと火葬をすることに掛かっています。
時間にとらわれることなく、いつも出来るだけ綺麗なお骨になるように精進している結果だと思っています。
今日も「綺麗」という言葉が聞けて有難く思った次第です。