お客様から、よく言われます。
「このペット霊園は、火葬したお骨を良く説明してくれるので、とても有難いです。」といわれます。
私達は、普通にやっているのですが、他の業者は如何でしょうね。
火葬中にお骨を動かすことをしないので、火葬炉に置いたお骨がそのままの姿でお客様の前に出しています。
この火葬中にお骨をいじくらない技術って凄いのかも。
私達が教えてもらったペット火葬業者でも、火葬が7分目位になるとお骨を火の出ているほうに引っ張ってよく燃えるようにするのを教えてもらいました。
私達は、火葬し始めた時からこの様に引っ張る方法は、取っていませんでした。
ですから、この燃えやすくする方法には違和感があり、教えて貰った時はやってみましたが、その方法は取りませんでした。
大切なペットちゃんを引っ張って動かすなどお客様がそれを知ったらとても悲しむ事になると考えたからです。
でも、私達がやっている弄くらない火葬ってとても時間が掛かりました。
それを、短時間で火葬が出来るようになったのは、技術開発をしたからなのです。
単にペットの火葬と言っても、犬や猫の種類や体重によっては、色々と問題が出て来ます。火葬の途中で火を消してペットちゃんの脂分で燃えるようにしたり、空気の調節をして炉の中の脂分の過燃焼を防いだりすることが必要になります。
色々試行錯誤の結果、なるべく点火した火をそのまま、切らないでずっともし続けることが出来るような方法を考えて実践をして来ました。
その結果、火葬時間も早くなり、火葬したお骨もとても綺麗な火葬が出来るようになりました。
そして、弄くらないで火葬するのでお骨がそのままの形でそのままの場所に残るようになりました。そうすると火葬したお骨に特徴が現れます。
腫瘍の場合は、茶黒い塊りが残りますし、肝硬変などは豆炭の燃えカスのような燃えカスが残る等色々な燃えカスがあることがわかりました。
お客様が、「家の犬ちゃんは癌だったんですよ。」と言った犬ちゃんの燃えカスがその場所に茶黒い塊りがあるのです。
何回も、何回もお客様と病状を話しながら火葬したお骨を見ていくと「これは癌ですね。」と分る様になりました。
その結果をお客様に説明したり、「こういう場合はコウでした。」と言う事が出来る様になったのです。
そして、お骨も部位も勉強したり、火葬中に確りと炉の中で燃えているお骨を見ていると何処のお骨は、どんな形をしているのか良く分り様になりました。
その事をお客様に説明するのです。
こちらが言った内容がドンピシャな事が良くあるようになり、自信を深めていきました。
その様な流れから、お客様に説明する事が通常のパターンなったのでお客様から、「このペット霊園は、お骨の事や、病状などをよく説明してくれる。」といわれる様になりました。
この説明する技術は、元はお客様の大切なペットを火葬炉に入れたままの姿で火葬する事を続けて来た結果だとおもいます。
これは、私達のペット霊園がお客様の立場に立って亡くなってしまったのですが、お客様が可愛がっていた気持ちを大切にして火葬している事が起因していると思っています。
これからも、よりお客様の身になって火葬業務をして行きたいと思っています。