セキセイインコの火葬後のお骨上げは、完璧なお骨上げでした。
前のお客様のお骨上げが時間が掛かったので、少し10分ほど車の中で待っていてもらってセキセイインコのご葬儀が行われました。
お経がご希望のお客様でしたので、今の武漢コロナの時期ですから、密室にならないようにドアを開けっぱなしでしたが、厳粛に読経を行い、お焼香をしてお葬儀が終了いたしました。
火葬炉への安置して、周りに持参したお花と霊園のお花でいっぱいに飾ってお別れです。一旦お別れをして、「もう大丈夫。」と言ったのですが、もう一度お別れをして火葬炉の蓋は閉じられました。
火葬時間は、30分間です。
火葬したお骨は、真っ白でとても綺麗なお骨でした。
頭の先の上下のクチバシもしっかりと頭のお骨についていましたし、喉ぼとけをはじめとする背骨。尻尾の羽がつく尾骨や握った形に残っている指先のお骨もしっかりと分かります。
お客様の前に火葬したままの姿でお出しすると、じーと見つめていました。
「ほんと、こんなに残っている。」「殆ど残らないと思っていました。」と言っていました。
見た感じでは、まったく悪い所が」見当たりません。
でも、残念ながらこの子は、5か月のセキセイインコちゃんなんです。
クチバシや喉ぼとけの説明すると身を乗り出して覗き込んでみています。
そうですよね。そんなに残らないと思っていたお骨が、火葬炉に載せた形のままの姿で真っ白いお骨になった残っているのですから。
綺麗なお骨と思っていたのですが、お尻の部分に少し茶白い塊がありました。もしかするとこの部分が悪かったのかもしれません。
説明も終わってお骨上げです。
頭のお骨を骨壺に入れるときに、「男性のお客様の半分ぐらいは、うまく入れることが出来ません。女性の場合は、殆どのお客様がとてもうまく入れることが出来ます。」
と説明したのですが、ご主人が行うことになりました。
箸で頭部の目の部分を摘まんで入れました。
なんと、全く頭のお骨からクチバシや下顎のお骨も取れずに入れられました。
完璧です。
こんなに上手に入れることが出来るのは、30人に1名ぐらいです。
いえ、もっと少ないかも知れません。
その後も、尾骨も背骨もうまく入れて、100点満点のお骨上げです。
傍で見ていた奥様もとてもご満悦な表情です。
私も、「凄い。」と声を出してしまいました。
丁寧にお骨を2寸の骨壺に入れても持帰りました。
お帰りの際には、「有難うございました。」と丁寧なご挨拶もいただきました。
お客様の表情は、とても満足そうな表情でした。