#土に帰る #埋葬 #お骨 #質問
お客様からの質問がありました。猫ちゃんの火葬をしたお客様から、「火葬したお骨を埋葬して土になるのは、どの位掛かりますか?」と言う質問を受けました。
綺麗に土になるのは、「30年位かかりますよ。」と答えておきました。
訳があります。
それは、以前ペット霊園に合同火葬にいらっしゃったお客様で、ファンシーケースを6つ持って来たお客様がありました。
お婆ちゃんが、亡くなったのでその遺品の整理をしていた時に、ファンシーケースがあったそうです。
ファンシーケースを開けてみると、土が入っていました。何気なくその土の中を探ったら猫ちゃんの死骸が白骨になっていっぱい詰まっていました。
お客様は、ビックリしてしまって、何処に連絡しても処理する事が出来ません。そこで当園に持ってきました。
当園で中を探って、掘り出した遺体は、6つのファンシーケースに15匹分の頭のお骨がありました。
その、お客様の申しますのは、「この猫ちゃんの死骸の中には、10年以上経っている猫ちゃんもかなりいます。」との事でした。
そうですよね、毎年1匹ずつ死んでも15年掛かりますから。
そんな経験から、20年では死骸は土に帰らないと思う次第です。
また、親戚の家の埋葬に立ち会った時があります。
その家は、旧家でしたのでお墓には、いっぱい骨壺がありました。
そのお墓の骨壺は、棚がいっぱいになるとお墓の中の土の部分に骨壺に入っている、何代も前の古いお骨から順々に蒔いて棚を開けて、その時埋葬する骨壺を置くようにしています。
埋葬の時に墓守の人が、お墓の中に入って古い骨壺のお骨を土に蒔いているのを、見たことがあります。
その様子は、残念ながらここには書けないような、内容でした。
そして、まだお骨が残っていたのも事実です。
骨壺の中に入っているお骨と土の中に眠らせているお骨と違うと思うのですが、何代も前のお骨は、まだ土に帰る状態ではなかったのです。
ですから、推測ですが火葬して土の中に置いたお骨も30年位掛かるんじゃないかと思っている次第です。
お骨が早く土に帰るのは、土に空気が入るような状況が必要だと思います。
そうすれば、微生物が発生してお骨を解体してくれます。
又、空気中の二酸化炭素と水が混ざって、お骨を溶かしてくれるのです。
理屈では、そんなんですが、実際に自宅に埋葬すると土に空気層が出来るような事はしませんですよね。ですから、かなりの時間が掛かるではないかと思います。