文鳥やインコなどの極小動物のお骨上げは、とても大変です。
小さな、お骨ですので目が悪かったり、お箸の使い方に難点がある場合は、この小さなお骨を箸でつかみ取るのって中々出来ないのです。
でも、今日のサクラ文鳥さんのお骨上げは、「素晴らしい。」一言です。
まず、頭のお骨とクチバシ、そして下顎が付いたままに骨壺に入れる事がとても難しいのです。
上手く出来る人は、スッと摘まんで骨壺に中に入れてしまいます。
今日のお客様もその通りでした。
緊張をしてしまうと、頭のお骨を摘まみなおしたりします。
そうすると、殆どクチバシや、下顎が崩れてしまったり、頭のお骨から離れてしますのです。
頭のお骨は、かなり強いのでしっかり持つことができます。
でも、以前頭のお骨を強く持ちすぎて「パチン」と割ってしまった方もいらっしゃいました。
やはり、優しくて確りと摘まむのが必要なのですね。
今日のお客様は、ほんとに上手でした。
緊張は、しているのでしょうが、構えることなく、スッと摘まんで入れたのですから。
中々出来ないことですよね。
そして、丸まっている足の指先のお骨や首の小さなお骨もとても上手でした。
唯、肝臓の部分が悪くて、その分から尾骨に掛けて下のマットにくっ付いてしまっていました。
お客様は、その部分をスタッフにマットから離して貰ってから、一体となった背骨、尾骨のお骨も崩さずに入れる事ができました。
凄いですね。
普通の人は、お骨を一発で持つことが出来ずに、持ち替えてしまうので、色々なお骨が取れてしまうのです。
この背骨から尾骨迄のお骨も全く崩さずに入れる事が出来たのです。
そして、このくっ付く原因になった肝臓周りの部分は、とても悪い所だと誰でも分るように色が茶色い色をしていたのです。
極小動物の文鳥ちゃんのお骨は、小さいですから、この様に確りと悪い所が分からないのですが、今回の文鳥ちゃんは違いました。
この様に悪い分も確りとよくわかり、お骨の拾い方もとても上手に出来た文鳥ちゃんなどの極小ペットの火葬は本当に稀にあるペット火葬です。
お客様もとても満足そうでしたし、火葬したスタッフも、お骨上げをお手伝いしたスタッフもとても満足することが出来る火葬でした。
私達、八王子下柚木ペット霊園のスタッフは、この様に綺麗な火葬が出来るようにこれからも研鑽努力を計って参る所存です。