ペットが死んでしまいました。
でもペットのいない生活って考えられないよね。
ペットの火葬しているときの礼拝所でのお客様の一言です。
今まで、〇〇ちゃんがいたから生活に張りがあったですが、亡くなってみると寂しいと同時にどうなっちゃうのかね。
「近所の旦那さんは、今まで犬の散歩をしていたそうだけれど、散歩しなくなったら家から出ないって。一日中ゴロゴロだって。」
「健康に悪そうだね。」「肥っちゃう。」
「餌を上げることもなくなるので、つまらなくなるね。」
「夫婦、だけだと話すこともないし。」
「もしかすると又飼ってしまうかもね」
「そうかもしれないね。」
「どうする?」
「ふ、ふ、ふ。」
そういえば以前、霊園で火葬した人が当日「もうこんな悲しい思いをするなら二度とペットは飼わないことにしました。こうしてお骨上げをするのも今日が最初で最後ですから。」とおっしゃっていたお客様がいました。
暫くしてそのお客様から、持ち帰ったお骨を共同墓地へ埋葬したいと言う予約の電話がありました。当日、時間より一寸早めに到着して、礼拝所に入ってきましたが、なんとその胸には可愛いミニュチュアダックスを抱いているのではありませんか。
又飼ったのですかと聞くと「ペットのいない生活は、夫婦のお互いが上手くいかないです。ペットは夫婦をつなぐ接着剤みたいな存在なんですね。亡くなって分かりました。」
と言っていました。
又、こんな事例もありました。
共同墓地へお参りにチョクチョクいらっしゃるお客様ですが、「今日は〇〇ちゃんの命日だからお参りに来ました。」丁度時間も空いていましたので、それではお経を上げてご供養しましょう。と言ってお経を上げてからの話です。
「この子が死んでから、夫婦仲が悪くなり、家族バラバラになってしまいました。」
「当然、女房とも離婚しました。」としみじみおっしゃっていました。
「この子は、夫婦の絆だったんです。この子が居なくなって全く生活が変わってしまいました。」
今では、ペットのいない生活が考えられない程生活の中に入り込んでいる猫ちゃん、犬ちゃんです。
大事なペットちゃんの亡骸のお世話を確りとして、何時来ても綺麗でここで火葬や埋葬して良かったと言えるようなペット霊園にしていきたいと思っています。