亀ちゃんの引き取り合同火葬は、八王子市の高尾方面でした。
朝一番で引き取りに伺いましたが、そこは新興住宅街で車のナビを入れたら住所が出ませんでした。
それも通常は枝番だけが出ないのは、時々ありますが今日は番地が出ません。枝番も二桁の枝番ですから車のナビですと大幅に違ってきます。
そこで、スマホのナビを使ってみると、一発でヒットしました。凄いですね。車のナビですとソフトが何年も更新してませんが、スマホのナビですといつも新しい最新のデータが入っているのでしょう。
お宅に伺ってナビの話をすると「ここはまだナビが出なくて色々宅配の人も困っている見たいです。」こんな返事が帰ってきました。
引き取りをする亀ちゃんを申込の前に見させて貰いました。お客様は「10キロ未満だと思いますが。」とおっしゃいましたが、だいたい7キロ位でしょうと了解をして、申込をして貰いました。
引き取り合同火葬ですので、ここで引き取るとお客様は、亀ちゃんを見ることがもう出来ません。お参りにはいついっても良いですか。」と質問を受けて、大丈夫ですいつでもお客様の都合でペット霊園にお参りに来てください。
車に載せて引き取って来ました。
ペット霊園で火葬する前に、はかりに載せて計ってみると何と11.7キロでした。見た感じはそんなに大きく感じなかったのですが、計ってみてビックリです。
この亀ちゃんは、縦が45センチ、横が35センチですから面積的にはそんなに大きくないのですが、厚みがありました。亀ちゃんは、本当に重さがまちまちで。
今までも、大きな亀ちゃんを火葬していますが、こんなに縦横が小さくて重たい亀は初めてです。通常は、もっと縦横が大きくこの亀ちゃんに比べて厚みがなかったと思います。
ヤッパリ11キロもあると火葬した甲羅が多いですね。大型犬用の6寸の骨壺に一杯でした。
私達の霊園では亀の火葬を多くやっています。その経験からこの大きさのケズメリクガメは火葬する時に少し工夫が要ります。
小さい亀ちゃんは大丈夫なのですが、大型の亀ちゃんになる程頭のお骨を守る必要があります、火葬すると頭をグッと立ててしまってお肉が燃え尽きると頭もと上から落ちてきて、頭のお骨が割れて壊れてしまいます。
その為の手段を講じて火葬しないと、綺麗な頭や他のお骨も上手く残りません。
立会火葬の亀の火葬の注文が入り、初めのうちは「頭も甲羅も唯火葬しました。」と言う感じの火葬で、火葬した後は何が何だか分からない状態で火葬した重に甲羅を骨壷に詰めて持って帰ってもらっていました。
経験を積むと、亀の甲羅とお骨が確り分かって来てお骨上げも甲羅から骨壷に詰めて、最後にお骨をその上に載せるという形に現在は変わってきています。
この方が、お客様もこれが頭ですね。これが背骨、足、等と分かってもらって、感激して帰ってもらえます。「やっぱり、なれた所で火葬してもらわないと、こういう事が分からないですね。」とこんな事を良く言われます。
今回は、合同火葬ですがお骨も確りと残して火葬をさせて頂きました。
特に頭の火葬は全く上手くいきました。合同火葬でも常に研修・研鑽の為に気を抜かないで火葬技術の向上の為に綺麗に火葬する事を心がけて火葬しています。