今日のメーン火葬はボーダーコリー14キロの火葬でした。
このお客様は、無宗教のお客様でご主人も奥様もお嬢さん達もとても感じのいい皆様方でした。礼拝所でお線香だけ上げてご供養をして、大型火葬車にボーダーコリーちゃんを載せてお別れしました。
礼拝所から火葬車の所までお嬢様お二人でトレーに載せたボーダーコリーちゃんを運んできました。前の女性は後ろ向きで運ぶので大変です。
この犬の最後だと思ってひとときでも一緒にいたい。と思う気持ちなのでしょう。本当に優しい心使いですね。
火葬炉でのお花の飾り付けでもきめやかな心遣いが見えました。お花の向きを合わせたり、お顔に薄いハンカチを掛けてやったりしていました。
このボーダーコリーちゃんは事故だそうで。
痩せていずにふっくらと太っていました。みんなに可愛がられていた証拠です。
火葬炉でのお別れをして、出棺を見送って頂きました。
当園では、10キロを越える犬ちゃんは近所に配慮して迷惑のかからない場所で火葬をしてくることにしています。
今回もその火葬場所で火葬を開始致しました。
所が火葬開始して直ぐに火葬炉の火がつきません。如何した事でしょう。昨日の夜の火葬までは大丈夫でしたが。
何回やっても点火しません。
そこで、火葬炉の中を確認してみました。ボーダーコリーちゃんが随分前に来ています。
よく確認すると、ボーダーコリーちゃんの体が前に滑ってきてしまって、点火する火口を塞いでいたではないですか。
お別れの時も、毛並みが良いのでお客様に凄く毛並みが良いですね。スベスベしていて。と言うと「そうなんです。本当にスベスベしていて毛並みがとっても良いんです。」
その事を思い出しました。
この様に滑ってしまってペットちゃんが火口を塞いでしまうことは、小型火葬車ではありましたが、この大型の火葬車では初めてです。
それだけ毛並みがスベスベしていたのですね。
気がついてボーダーコリーちゃんを後ろに動かしてから火葬炉に点火です。
見事一発で点火いたしました。
火葬自体は、60分で終了しましたが、この子も飼い主様に可愛がられた証拠に脂分は相当ありました。でもこの火葬炉では何でもありません。
綺麗に火葬が出来て霊園に戻りました。
お客様の前に火葬したそのままの姿をお見せすると皆様感動していました。
綺麗にお骨上げが終了して帰り際に「有難うございました。」と全員で頭を下げてくれたことがとても印象的でした。
お客様の満足した火葬が出来て安心したお顔を見ることが出来て、こちらも緊張が解けたボーダーコリーの火葬でした。
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