「フラットコーッテットレトリバーの火葬をお願いします。」とお電話を頂きました。
以前火葬したお客様で、Kさんは土佐犬45キロを飼っている方でしたので記憶がありました。Kさんの所での火葬は小型犬でしたが、大雨の中での火葬だったのでとても良く覚えています。
今回は、Kさんのお母さんの犬だそうです。
犬種もフラットコーッテットレトリバーで火葬炉にイッパイの犬ちゃんです。
娘さんのお話では、「狭いので2トン車は入れそうもない。」と言っていましたのでペット霊園まで来てもらえれば火葬できると言っておきました。
暫くしてから、お母さんからお電話を受け「宅急便の大きい車も入ったことがある。」と言われてお受けすることになりました。
事前にgoogleの地図で調べたら車も入りますが、駐車場スペースがないので近くで火葬する方針で出発です。
お客様のご自宅はナビの案内する場所にはありませんでした。近くを表札を頼りに探していましたら男性がこちらに向かって近づいてきます。
Mさんですか?と声を掛けると「はい。」この男性の案内でお宅に到着しました。ナビは一段下の家を指していました。
ご自宅は3台駐車できるスペースがありましたが、家も込み合っていましたし、フラットコーッテットレトリバーちゃんもお腹が大きかったのでこの場所では火葬することは止めて当初の方針通り近くの安全な場所で火葬することに致しました。
フラットコーッテットレトリバーちゃんは、お腹が大きかったのですが、腹水でもなければガスが溜まっていたわけでもありませんでした。
筋肉だったのでしょう、脂もそう出ませんでしたから。
順調な火葬でした。
火葬時間は105分間でした。
この子は、死亡原因が癌とお客様は書きました。火葬したお骨も色が悪くて大変な闘病生活を送っていたのではないかと推察できます。
お腹が大きく膨らんでいたのは、もしかするとこの癌のせいだったのかも知れませんね。
お客様の所に帰って火葬炉を開けさせて頂きました。
お客様も覗き込んでいましたが、「肝臓あたりが悪かったのかなあ。」お骨の色を見ていっていました。
フラットコーテットレトリバーは、お顔が長いので6寸の骨壷に入りません。お客様も出来るだけ崩さないで入れたいというので一番大きな骨壷の7寸の骨壷に入れることに致しました。
骨壷には7分目ぐらいでしたが、やっぱり大きかったです。
「以前火葬したテリアと比べて雲泥の差ですね。」
火葬が終了して、お骨上げも終わり、帰る時に玄関からずっと見送ってくれたお客様の姿がとても印象的でした。
きっと満足なさったことだろうと推測しています。
これからも、確りと火葬を行ってお客様のご期待に応えたいと思っています。