22歳の猫ちゃんの火葬を致しました。
本当の老衰とは、この猫ちゃんのような事を云うんでしょうね。
全く火葬用の網にもくっついていなくて、お骨が真っ白でした。
このお客様も看板でここにペット霊園が有ることを知ったと言っていますが、最近この「看板で知った。」と云うお客様がチョクチョク有ります。
日野市のお客様ですが、「この前の通りを良く車で走っている。」と言っていました。
お客様は、非常に几帳面で予約に時間に丁度到着です。
猫ちゃんを助手席に寝かせて来ましたので、霊園のベットに寝かせて礼拝所へ安置してお葬式を挙げさせて頂きました。
大切な猫ちゃんだったのでしょう。
22歳は大往生ですね。と言うと「でも、もう少し生きて欲しかった。」と言っていました。何年生きても一緒に住んでいれば「もう少し生きててほしい。」と言うのが人情なのですね。
火葬炉を閉めるときに、目を手で覆ったのは本当に辛かったのだと思います。涙がポタポタと落ちるのが分かりました。
火葬時間は35分でした。
火葬したお骨は、本当に真っ白でとても綺麗でした。お客様からの申告の体重は2キロでしたが、生前は大きな猫ちゃんだったと思われます。
以前は大きかったでしょう。と聞くと「はい。6キロありました。」とお答えしてくれましたが、4寸の骨壷に7分目ほどある大きな猫ちゃんでした。
22歳ともなると、老衰の極みですからお骨も確りしていますし、悪いところがないからお骨も真っ白で本当に綺麗です。悪いところがあったとしたら22歳までは生きないでしょう。
ですから、お骨も真っ白なのが当たり前です。
20歳を越す猫ちゃんは病気も全くしていない猫ちゃんだと思います。
この長寿な猫ちゃんをお見送りするお客様は、22年間と言う長い年月を一緒に暮らしていたのですからご自分の娘や息子のような存在だったんでしょう。
火葬したお骨を見た瞬間も目を手で覆って見るのが辛そうでした。
それにしても、お骨が真っ白でとても綺麗だったことが心に残る猫ちゃん22歳の火葬でした。