火葬の準備をしていたら、2次バーナーが点きません。煙突から灯油の白煙が上がっているだけです。昨日までは確りと2次バーナーも動いていましたが、今になって点かないのです。
後30分でお客様がいらっしゃいます。
色々と試したのですが、最初と同じに2次バーナーは点いてくれませんでした。
自分達で2次バーナーのボルトを外してバーナー自体を火葬炉から外す事にいたしました。今度はスパナーの大きいので遣っていたのですが、そのスパナーも入りません。
小さい小型のスパナーで外す事にいたしました。
幸い大型の火葬車に小さいスパナーの一式が積み込んであるのでそれで外れるでしょう。
バーナーを外してみても素人には何処が悪いのかが分からないので、早速メーカーの社長に電話して今の症状をお話しすると、「きっとバーナーに点火する器具が溶けてしまっているのでしょう。」との返事です。
如何したらいいか、教えてもらうと「今日すぐにこちらのバーナーに点火する器具を一式送るので明日届いたらそれに変えてください。」とアドバイスを受けました。
そのため、今日と明日の火葬は大型車で行うことにいたしました。
当然今回のお客様も大型車でおこなうことになります。
修理の最中にお客様は到着です。
チョッと時間的には早かったですが、こちらとしてみれば早く来てもらって正解です。大型車で火葬する場合は、霊園ではいろんな事がありますので、他で火葬してくることになります。
連れて来た犬ちゃんは、ポメラニアンの12歳のオス犬でした。
「目が閉じないんです。」と言っていましたので、目を閉じてやってから申し込み受付をしてからお葬式になりました。
火葬炉に運んで、霊園で摘み取っておいたお花をいっぱいに載せて綺麗にかざりました。奥ゆかしい方達で、摘み取っておいたお花は半分で十分と言うことで、半分残してお別れになりました。
当園は2台火葬炉を持っているので、いざと言う時は、壊れていない車を使って火葬ができますが、一台しかなかったら予約のお客様に対してどうやって謝れば良いのでしょう。
ぞっとします。
今日と明日の金、土の火葬は小型の火葬炉が使えませんので、大型で行います。ですからインコやハムスターの様な超小型動物の火葬は合同火葬以外はお受けできなくなりました。
明日の土曜日に部品が届くと思いますので、修理を完了して小型の火葬炉も使えるようになればいいと思っています。
今回の、バーナーが点火しない自体も困りましたが、今まで何回もそのような突発的に起こる障害を乗り切ってきました。
メーカーのご協力をいただきながら、バーナーの修理をして行きたいと思います。
お客様にはご迷惑をおかけいたしますが、ご理解頂きますl事を心からお願いいたします。