ペット霊園の弱点の一つに裏山から落ちてくるどんぐりがあります。
毎年、必ず起こる現象ですが落ち葉と違ってこのどんぐりは大変な被害をペット霊園にもたらします。それは、このどんぐりが発芽して地中深く根を張っていくことです。
毎年、12月にはこのどんぐり拾いは終了するのですが、今年は私自身の体の具合いが悪くてこのどんぐり拾いを行うことが出来ませんでした。
10月頃からだったと思いますが、急に右腕が上がらなくなってしまい、物を持ち上げるのも儘ならない状態が続きました。
人伝えに聞いた「高月の病院が良いですよ。」と言う話に乗っかって休みの日に高月の整形外科に伺うといっぱいのお客様が順番待ちをしていました。
腕が上がらない、
手を曲げると上腕筋がブルブルと震える。
お顔を洗おうとすると右手がお顔まで届かない。 等の症状を話して診察が終了しました。
痛み止めと、手が動くようにとくれたお薬を飲んで治療に勤めると段々手が上がるようになり上腕筋の震えも止まり、何とかお顔も洗えるようになりました。
先生の診断では以前痛めた首の所が原因でこの様な症状が出たようだと言っていました。
これは長期戦になります。チョッと力仕事が無理でしたので、11月12月に行うどんぐり拾いや冬のお花の手入れも出来ませんでしたが、徐々に回復してきたので1月になってからどんぐり拾いを再開いたしました。
この霊園の維持管理は、霊園が火葬の無い時に行いますが、12月や1月は中々その時間が取れません。少しの時間でも時間を見つけて少しずつ行うことにいたしました。
どんぐり拾いを再開して見るともうかなり時間が経っているので、どんぐりの芽が出て地中深く根が張り始めています。
どんぐりの数が少なくて取りやすい第3区画から順次上に向かって行いましたが、耕運機で耕している区画でも中に伸びたどんぐりの根を残らず抜き取るのは中々大変です。
特に、腕が上がらなくなった力の入らない体では特に上手くいきません。
上手く根っこを抜き取ることが出来るときとどんぐりの実の部分から出ている根の元の部分で切れてしまう時があります。
チョッと地面が硬いと切れてしまいます。
根っこを抜き取ったものは全く大丈夫ですが、切れてしまって根っこが地中深く入ったままのものはどうなるのでしょう。
この、切れた根が生長してしまったらペット霊園のお花畑はどんぐりの木だらけになってしまいます。今は楽観をしていますが、もしそうなった場合は、菊などの宿根草を全部抜き取って耕運機をかける必要が出てしまいます。
最後に残った第6区画はこのどんぐりの根っこが取れないで地中深く埋まっていますので、最悪の時点はこの方法で新たな第6区画のお花の入れ替えをする必要が出てくるのでしょうか。
でも、一先ず2月2日でどんぐり拾いは終了したのでホッとしています。
一昨年から第10区画に敷いたマルチシートをかなりの区画に敷くような時期が来るのかもしれません。
でも、そうすると自然に零れた種から時期になるとお花が生長する自然の状態から必ず植え込みをしなければならない常態が生まれます。全部にマルチシートを敷かないで必要なところとそうでないところを分けてやってみる必要があると判断しました。
今は、冬の真っ只中でお花のすぐないペット霊園ですが、もう自然の足並みは確実に春に向かっています。ユキヤナギや紅梅が花芽を出し掛けています。
春の訪れを待ちわびる今日この頃です。