マルチーズの立会いの移動火葬に朝一番で向かいました。
「チョッと早めに到着かな。」と思って本社を出発したのですが、途中スタッフの体調不良がおきてしまいました。
何回かコンビニで立ち寄ってトイレをかりたり、薬を買ったりして体を調整しながらお客様のもとに向かいました。
本社から50分位で行く予定が、1時間20分も掛かってしまい、お客様宅に到着はチョッと遅れて10時チョッとすぎに到着です。
ご自宅の門を入ると、そこにはお清めの盛り塩が門の両脇に作ってありました。玄関で事務処理をしてから、「これから火葬前の準備をしますので暫くお待ちください。」と言われました。
家の中での儀式は、拝見しなかったのですが、時間が掛かっているので見に行くと「もう少しお待ちください。」「家の中をマルチーズちゃんと一緒に回ってお別れしています。」
抱っこして階段を上がったり、降りてきてお部屋の中に入ったりしています。
お客様は神道のようで、お母様の服装は袴は白い色でしたが巫女さんのような格好をしています。
一通り家の中での神事が終わり、マルチーズちゃんを火葬炉に載せていっぱいのお花で囲んでお別れしてからお母様が祝詞奏上の儀式を行いました。
「この祝詞は、近くの神社でこのマルチーズちゃんの為に書いてもらいました。神主さんも『犬ちゃんの祝詞は初めてだ。』といっていました。」
確りと神道のご葬儀を終了してから火葬炉を閉めさせていただき、点火をさせて戴きました。皆様煙突のところをじっと見ていました。
この駐車場は、門の中にあって外から見えません。
ですから、このお葬式や火葬状況もお客様たちだけですることが出来るので非常に落ち着きます。お客様たちは火葬中殆ど火葬炉の周りで火葬状況を見ていました。
火葬時間は、40分間。
火葬したお骨は、頭の所がバレてしまっていてお腹にお薬の色が着いていた。
肺に腫瘍があり、おっぱいの所の腫れも子宮の所も内臓の硬化している燃えカスでした。病気やお骨の説明に頷いて聞います。
お骨の説明に、「これが喉仏ですか。」「可愛い足の指ですね。」と説明にあわせて頷いて聞いていました。お骨上げもゆっくりと丁寧に骨壷に入れてからお骨の受け取りです。
お渡しした骨壷を本当に可愛い大事なペットちゃんを慈しむような目で眺めながら受取、私達が帰り支度をして帰るのをずっと見送ってくれました。
「大事な、大事なペットちゃんだったんだなぁ。」つくづく思ったマルチーズちゃんの移動火葬でした。