川崎市麻生区から猫ちゃんの火葬にいらっしゃいました。
申し込みの所で雑種猫23歳とお客様が年齢を書いたので、「凄いですね。」というと「そうなんです。」とお客様から言われました。
20歳を超えるペットちゃんの火葬は、そうざらにあるものではありません。
この20歳を1歳超えるのが大変なことだと思います。20歳を超えてから「今年で21歳、また今年で22歳、そして又23歳を越えられました。」と一つずつ指を折っていったような大変な年齢だと思います。
ですから、ペット霊園にいらっしゃって年齢を言う時は皆さん胸を張っておっしゃいます。
私達も、この超高齢な猫ちゃんの火葬をさせていただくことは光栄の極みです。本当にありがたいことだと思っています。
今回の川崎市麻生区からいらっしゃった、23歳の猫ちゃんは白地に黒色が混ざっている本当に毛並みの良い猫ちゃんです。
お葬式をしてから火葬炉に猫ちゃんを載せてお花や食べ物で飾りつけてから、お客様が「写真なんかを撮ってはいけないですよね?」とおっしゃいました。「大丈夫ですよ。皆様撮っていますから。」と言うと「良かった。」という表情でお写真を撮り始めました。
火葬時間は40分間でした。
火葬したお骨をスタッフが見た第一声は「凄く大きい猫ちゃんだね。」とビックリ致しました。火葬炉に載せた時はそれ程大きい猫ちゃんだと気がつきませんでしたが、こうしてお骨を見ると普通の猫ちゃんの倍はある感じがします。
背骨の太さや大腿骨の太さと長さが凄く大きいです。
また、お骨が綺麗に並んでいるのも素晴らしいことです。首のお骨も確りと並んでいましたし、背骨もそのままの形でした。
唯、腸に赤茶けた2センチ位の細長い燃えカスの塊がありました。チョッと腫瘍とも違うし何だったのでしょうね。
それと肺に腫瘍がありました。
これは、お骨が回りに載っていましたが、お骨を外して行くと良く分かりました。23歳の猫ちゃんではこの様に可也の病気を持っている猫ちゃんは少ないのですが、今回の猫ちゃんは一杯ありました。
正に、「良く頑張りましたね。」
と言ってあげたい気持ちになりました。
お客様方も、こんなに一杯あったのですね。「頑張った。」と言っていました。20歳を越えるころからは猫ちゃん専門の食事でなくて人間と同じものを食べてたといっていました。
だから23歳までも頑張れたのでしょうね。
お客様も、大きな背骨や足のお骨にビックリしていました。
今回は粉骨して、綺麗な入れ物を買って家に置いておく予定だそうです。
粉骨したお骨は真っ白で凄く綺麗でした。「調味料の唐揚げ粉に色合いがにていますね。」と言っていましたが、細かい綺麗なお骨でした。
喉仏と足の指先のお骨は、粉骨して綺麗な入れ物に入れたお骨の上に挿して飾っておくそうです。
お帰りに「麻生区からどの位でいらっしゃいましたか?」と質問すると「30分ぐらいできました。」と随分近くだったのですね。
アルファーロメオの真っ赤なお車で、いらっしゃいましたが、お帰りも安全運転でお帰りください。
23歳の素晴らしい猫ちゃんのご冥福をお祈りいたします。