ペットホテルに旅行のために預けていたそうです。
帰って来てから様子がおかしいので、獣医さんの所にすぐに連れて行ったのですが、遅すぎたようで手当ての甲斐もなく死んでしまいました。
この様に言いながら涙をボロボロと出して受付をしました。
道が分かれなかったみたいで、5分遅れて到着です。
「道に迷ってしまって。」と言いながら車から降りていらっしゃいました。
最近チョクチョク聞く死亡原因です。
ペットホテルも良く遣ってくれる所と今一の所があるのでしょうね。
私たちがペット火葬の受付の時に「死亡原因はなんですか?」とお聞きしています。その時時々「ペットホテルに預けたのですが、死んでしまいました。」と言うお客様の返事がたまに返ってきます。
ペットホテルの性ではないでしょうが、様態が急変したらすぐに気がついてくれれば良いのでしょうが、中々気づいてくれないようです。
ペットホテルでは、「急変した。」と言っていたそうですが、飼い主の皆様からしたら「もう少し早く築いてくれれば。」と思っていることでしょう。
急に亡くなってしまった性か、お別れもお顔をうさぎちゃんの体に摺り寄せて泣いていらっしゃいました。この様な事故でお亡くなりになったペットちゃんのお別れは見ている方もつらいですね。
何回も、何回もお顔を擦り付けてお別れです。
飼い主様は、唯泣きながらお顔を擦り付けていらっしゃりましたが、さぞや辛いことだろうと推測させていただきました。
大きなうさぎで3.4キロもありました。
でも、火葬する方とすればこの位の大きさが実は一番火葬しやすいのです。うさぎちゃんは、脂分が少ないので小さい割には猫ちゃんを同じくらいの時間が掛かります。
その点、これだけ大きいと脂分がある程度ありますので、火葬時間も35分間で終わりました。
火葬したお骨は、真っ白でしたが肝臓部分が相当悪かった模様でその部分だけ色が真っ黒なお骨になっていました。
又、何か悪いものでも食べたのでしょうか、お腹の中にプラスチックの溶けたような塊が幅5ミリぐらいで3センチ位の細長い塊がありました。鉄の板でこじってやっと網から剥がれましたが、随分大きな塊だったです。
これが、死亡原因かも知れません。
それにしても、灰色に緑が混ざっているような色で触ってみても随分硬かったです。
お客様は、その塊をビニール袋に入れてお持ち帰りになりました。
何だったんでしょうね。
大きい兎ちゃんでしたが、お骨が脆くてもしかすると糖尿病にかかっていたのでしょうか、お骨自体がすぐに割れてしまうような状態でした。
最後に凄くもろそうな頭のお骨をお客様が上手く骨壷に入れてお骨上げは完了しました。
崩れてしまうかも知れない、余りにも脆そうなお骨をお客様が上手く入れてお骨上げは終了いたしましたが、女性の優しさで3寸の骨壷に上手く入れられたのだと思います。
小さなお骨は、皆様ビニール袋に入れてお持ち帰りになりましたが、この様な形で亡くなってしまったうさぎちゃんのお骨を身の回りに置いておきたいのだろうと思います。
お骨上げが終了する頃には、お客様も冷静になってきたみたいでしたが、さぞや残念な思いでいっぱいだったのでしょうね。
確りと骨壷を旨に抱いてお帰りになる姿がとても印象的でした。
大事に大事にご供養してやってください。