本日の移動火葬での出来事です。
移動火葬を朝から晩まで行なう日程になってしまいました。
霊園での火葬と比べると移動火葬が続くと大変です。火葬する環境が屋根のない露天での火葬になりますので、暑さ対策が必要です。
今日の移動火葬は、いつもとチョッと感じが違います。
外気温の高さと風の強さがいつもと違うのです。強風が吹いているので大型火葬者の火葬炉運転席の所で炉の中を覗きこむ窓がありますが、そこから熱風が覗き窓の外に出てくるのです。
炉の中の火が強くなりすぎると覗き窓から外に炉の中の火が出てくることがありますが、今日は外の風によって煙突から風が入ってきて覗き窓から吹き出すのでしょう。
顔を覗き窓に近づけていると、睫毛や頭の気を焼いてしまいます。
それも困りますが、それより火葬炉運転席に熱くて座っていることが出来ません。
通常は覗き窓を上げて火葬をしているのですが、今日は蓋を閉じての火葬にせざるを得ません。
ふたを閉めて外に出て煙突からの排気を見ています。
ふたを閉めていることで、炉内の燃焼がよりすごくなってくると煙突から煙が出てきます。
通常は運転席から炉内を見ているので、内部の燃え具合など手に取るように分かるのですが、今回は蓋を閉めてしまっているのでそれが分かりません。
外に出ていると風が強いので外気温の高いのも気になりません。
時々、運転席に戻って内部のチェックです。このチェックもチョッと内部を見たらすぐに蓋を閉めるようです。
今日は朝から移動火葬に次ぐ移動火葬で一日が終わります。
一日中この異常な気象状況に悩まされ続けて一日が終了しました。
こう云う状況での火葬って凄く危険ですね。
今回は、臭いや煙などと全く違った熱が色々な機器に伝わってしまって、どれを持っても火傷するような熱さです。
一日中この熱に悩まされながらの火葬でしたが、無事に一日が終わってとてもホッとしています。今日の火葬を通してこの熱に対して自分たちが確りと体を守る火葬が必要ですし、熱中症対策の実践が必要です。
これからもっと凄い暑さが遣ってきますが、霊園での火葬を中心に考えていかないととても体が持たないと思った次第でした。