腸閉塞だと死亡原因の質問にお答えいただきました。
今日のフェレットちゃんの病状です。
今まで腸閉塞と死亡原因を書いてくれたのは、全部大型犬でした。
ラブラドール2件と秋田犬の合計3件だけです。
小さなペットでこの腸閉塞で亡くなったのは今回が初めてなのです。
腸閉塞をチョッと調べてみました。
食べ物や消化液の流れが小腸や大腸で滞(とどこお)った状態、すなわち内容物が腸に詰まった状態が腸閉塞です。このように書かれていました。
腸が拡張して張ってくるため、おなかが張って痛くなり、肛門の方向へ進めなくなった腸の内容物が口の方向に逆流して吐き気を催し、嘔吐したりします。
腸閉塞は、吐き気・嘔吐を伴う腹痛が現れる最も代表的で一般的な病気です。
引用(http://health.goo.ne.jp/medical/10G30900)
このフェレットちゃんの火葬中にチョッとビックリするような現象がありました。
小腸や大腸に食べ物や消化液が詰まった状態ですから、火葬している時に背中からこの詰まっていると思われる小腸や大腸が行き成り「ニュルニュルニュル」と飛出して来たのです。
時々内臓が飛出すのは見ていますが、これ程の小腸や大腸が飛出すのは初めてです。
火葬炉の炎が背中のお肉が段々燃えてきて薄くなった所から中に一杯詰まっている力でこの薄くなってきた所を突き破って出てきたのでしょう。
相当な勢いでしたので、随分強い力がこの内臓の中に潜んでいたのが良く分ります。
腸閉塞のフェレットちゃんは相当苦しかったのではないかと想像せざるを得ません。
火葬する前にこのフェレットちゃんを持って私が火葬炉の台の上に載せたのですが、然程お腹が膨れていると言う感じがしませんでした。
受付をしたスタッフから「腸閉塞のフェレットちゃん何ですが、変わったことはなかったですか?」と聞かれるまでは随分すごい勢いで内臓が飛出してきたのでその時はビックリしましたが、通常に火葬をして終了いたしましたので気にしていませんでした。
このスタッフから話を聞いて、だからあんなにすごい勢いで小腸と大腸が飛出して来たのが理解できました。
このフェレットちゃんは、火葬炉に火が入ると同時に昨日のフェレットちゃんの逆で丸まるのではなくて、後ろにそっくり返りました。
「頭が足にくっ付く程」これは大げさすぎる表現ですが、それに近いくらいのそっくり返り方でした。そして、暫くすると行き成り「ニュルヌルニュル」ですから。
内臓が飛出してからは、後ろにそっくり返っていた頭も元に戻ってきました。
体の中のバランスが確りと元通りになったような感じがしました。
元の様になって火葬は終了いたしましたが、本当にすごい勢いだったのがとても印象に残る腸閉塞のフェレットちゃんでした。