火葬炉の製作をお願いしている四日市のオールペットに日帰りで行ってきました。
自宅を朝の4時10分に出発して小作駅を4時42分、朝の一番電車です。東京駅から新幹線ののぞみで四日市へ向かいました。
東京駅で6時30分ののぞみに乗る予定でしたが、切符の購入やお土産を買っていて次の6時43分ののぞみになってしまいました。
東京駅は始発になりますので、自由席で十分です。案の定、座席は空席がいっぱいで楽々です。
朝も早かったので、朝食は駅で買ったサンドイッチ。それを黙々と食べながらFacebookのチェックです。
その内、目は自然と閉じてしまってお休みタイムでした。
名古屋で起こされて慌て下車しました。以前はよく来ていた名古屋駅も時代が変わり名鉄の方に行くのに看板頼りです。
近鉄の特急券を買おうとして列に並ぶと全然動かずしょうがなくて乗車券だけ買って急行で向かう事に致しました。
特急でも急行でもあまり時間は変わりませんでした。
新幹線の乗り遅れた分だけが遅くなったようです。
四日市の駅には、ワザワザオールペットの社長がで迎えてくれて大変恐縮した次第です。四日市の駅は、以前泊まったことがあるビジネスホテルもすぐ分かり、とても親しみが湧きました。
オールペットの会社に9時30分頃に着いてすぐに工場内に行きました。注文している火葬炉がどんな状態なのかすぐにでも見たかったからです。
今回、オールペットに来た理由はこちらの希望が強すぎて、このままだと車検はいろんな物を取外してなんとか取れたとしても、実際の公道上を走ると重量オーバーで警察に捕まってしまうようになってしまいました。
そんな事にならない様に今ここで、メーカーのオールペットと細かい詰めの話をして諦めるものとお願いするものを決める必要があったのです。
すぐに作業着に着替えて工場内の当社の火葬炉が置いてある場所で、実際に部品や製品を確認しながらやって行きました。
厳しい状態のため、実際に製品を測りに掛けて重量を確認して行きます。思わぬ部材が予想よりとても重かったりして、残念な事も次ぎ次ぎ起こりより一層の細かい計測が必要となりました。
計測が終了して、どれを入れて、何れを外すか決めなければなりません。
棚を半分にしたり、サイクロンを諦めたり、敷き鉄板さえも取り付けることは出来ませんでした。
実際に積み込む火葬に必要な、備品や道具そして灯油の重さまでも積載荷重に入れてたし算をして行きます。
最後に残ったのは、火葬炉で実際に燃焼をする台車の重さです。
メーカーもいろんな知恵を出してくれました。
台車に敷いてある鉄板と台車自身の重さで、181キロで抑えなければこの車を法令どうりの基準に収める事ができない状況で、重さを抑えるために耐熱ボードをキャスターの下に敷いて重量を下げることに致しました。
厳しい重量をクリヤーするために編み出した秘策です。
これで何とか180キロの積載荷重の枠が取れます。メーカーが取得する予備車検の目処がつきました。
納期も今月いっぱいには、こちらの自動車会社に戻ってきて使い勝手の良い改修をして、車検を取り納車されます。
今回の大型火葬車は、今までの火葬車(725型)より火葬台も大きくて今までの火葬車では問題のあった40キロを超える大型犬の火葬も安定して出来そうです。
そして、今回の何よりの特徴は夜間の煙突からの火柱が防止出来そうなのです。どの火葬業者もこの火柱に悩んでいます。
この火柱対策が出来ますと、とても画期的な火葬炉になります。第三次火葬炉も付いていますし煙も臭いも今以上問題なくクリアー出来る火葬炉なのです。
訪問火葬車の為、1.45トンの最大積載量の車を選びましたがしっかりと法令を遵守できた火葬車が出来たことをとても嬉しく思っています。