今日火葬したロシア陸ガメは、今までと違った甲羅の燃え方を致しました。
通常のリクガメちゃんは、甲羅がパカッ、パカッと割れながら燃えていくパターンの燃え方を致します。
でも、今回のロシアリクガメちゃんは、甲羅が「パックリ」と開いてから燃えていきました。
お客様は、自宅に引き取りに来て貰って、そのロシア陸ガメちゃんを個別一任火葬で火葬してから、自然埋葬墓地への一任埋葬をご希望でした。
1キロチョッとのオスのリクガメちゃんで、年齢はペットショップで買った時にお店でも「わからない。」といわれたそうです。唯、随分年齢は行っていると言われたそうです。
このリクガメちゃんは、お電話を戴いた時点で「臭いが出てしまっている。」と言われどの様にしたらいいかの質問もありました。
通常、私達がしていることを説明を致しました。
遣り方は、「ビニール袋にロシア陸ガメちゃんを入れて密封しておけば臭いは出てきませんので大丈夫です。」と説明して理解してもらいました。
所が、引き取って来た亀ちゃんは箱の中に入れてありましたが、密封が悪かったのでしょうね、コンビニの袋に入れて持つ所を縛ってあっただけでしたので箱を開けると強烈な臭いが出てきました。
本来は、通常のチョッと大きめな袋に入れて袋自体をかた結びで結んでしまえば空気が遮断しますので、臭いは出ません。
又、袋に入れる時の臭い対策ですが、ファブリーズをそのペットちゃんの廻りに吹いてやれば臭いは一時的に消えます。
火葬炉には、強烈な臭いでしたのでそのまま、ビニールの袋に詰めた状態で入れる事にしました。火葬し始めれば臭いは、直ぐになくなってしまいます。
火葬し始めてロシアリクガメちゃんが今までの亀ちゃんと違う事に気が付きました。通常はリクガメちゃんは、甲羅がジュクジュクと燃え始めて水分が蒸発してから甲羅が「パカ、パカ」と割れていきます。
大体甲羅の真上から割れはじめるのですが、今回のロシアリクガメちゃんは甲羅が脇から持上り始めたのです。
燃えていくにつれて脇から口が空いて貝殻が開くように開き始めてから暫くそのままの格好で燃え続けて最後にそのまま下に崩れて行きました。
この様に甲羅が開いてしまっていますので、とても火の通りがよくなりビックリ現象が起こりました。それは通常は殆ど分からないのですが、亀の骨盤って人間を含めて同じ形をしているのです。亀の骨盤を見たのは、初めてでした。
そして、肺に大きな腫瘍があるのも分かりました。
クサガメなどに良く見られる、甲羅が紙みたいに燃えていくパターンの場合は内臓の燃え具合や病状が比較的良く分かりますが、このロシアリクガメの場合は全く被っている物がなくなってしまうのですから特別です。
今回のお客様は個別一任火葬のお預り火葬で自然埋葬墓地への一任埋葬がご希望でした。火葬したお骨をスタッフが拾ってから粉骨パウダーにしてから自然埋葬墓地へ埋葬をさせて戴きました。
それにしても、綺麗な骨盤に驚いています。