今日の一番火葬は、群馬県富岡からいらっしゃった、未だ生まれた手で生後一週間の猫ちゃんの立会火葬でした。
お客様は、近くのペット霊園に問い合わせしたところ「お骨が残りません。」と言われたそうです。何件も電話して聞いてもやはり結果は同じでした。
そこで、「残せる業者がいないか「ペット 小動物 火葬」と云うキーワードで探した結果八王子下柚木ペット霊園のホームページを見つけることが出来ました。」と言っていました。
電話したところ、「お骨は残せるが、生後一週間では頭のお骨はお骨上げするときに崩れてしまう可能性が高い。」とのお話を受けましたが、他では「残らない。」と言われていたので少しでも残ればと思って来たそうです。
群馬県の富岡からは関越高速から圏央道を通ってあきる野インターで降りて国道411号から16号バイバスを通って来るのが近いのですが、入間インターで降りたそうです。
お話によると、「その先が事故渋滞をした居たので入間インターで降りましたが、1時間40分で来る事が出来ました。」と言っていました。
でも、時間通りの来園です。
子猫ちゃんは、小さなタッパウエアーに入れて冷凍庫に入れておいたそうです。
7日の電話での予約でしたが、それから3日間も経っていますが全く腐敗や臭いが出ていませんでした。
如何して亡くなったかの事情は聴けませんでしたが、とてもこの子猫ちゃんを大切にしていたみたいです。ですから少しでもお骨を持帰りたいのでしょう。
私どものペット霊園に来たのは藁御も掴む気持ちで来たのでしょう。
「すこしでも残れば。」と。
お客様のお経のご希望でしたので、確りとお経をあげさせて戴きご供養をしてお葬式を終了しました。そして火葬炉に載せて点火を見届け戴きました。
一週間しか経っていないねこちゃんですからかなり心配している様子です。
お客様に「綺麗にそのままで残りますので大丈夫ですよ。」と言ってあげましたらニッコリ笑顔で嬉しそうでした。
火葬時間は、30分間掛かりました。
火葬したお骨は、後頭部がバレテ崩れていましたが、殆どそのままの形で残っています。
火葬炉に入れたままの姿にお客様は大感激の様子です。
「これってお目々の所ですか?」
「これって足の指先?」と説明する前に色々と聞いてきます。
火葬したお骨は真っ白でしたが、お腹の辺りが青くお薬の色が出ていて、肺の所が茶黒い色が着いていました。「こんなに綺麗に残るんですか。ビックリです。」と。
残念ながら、後頭部が割れてしまってとても脆くて奥様が骨壺に入れる時に触ると「グズッ」と壊れてしまいました。とても薄いお骨ですから。
でも、お客様は大満足の様子です。
他では、「お骨は残らない。」と言われていたのが、全くそのままの形で目の辺りに出来て、確りとお骨の説明も受ることが出来たのが良かったみたいです。
富岡から圏央道を通って来た甲斐があったみたいです。
2寸の骨壺に入れたお骨を確りと胸に抱いてお帰りになりました。
お帰りになる時のお顔がとても素晴らしい笑顔が印象に残りました。