今日の極小ペットの火葬で文鳥ちゃんは、お顔がそのままの姿で骨壷に入れられるというとても素晴らしいお骨上げでした。
「横浜の南区から2時間ちょっとかかってしまいました。」と言いながら車から降りてきました。話を聞くと相模原の16号がとても混んでいたそうです。
「私たちもあの辺の込みようは困っているんですよ。」と言うのが話の最初の口火でした。「2時間かかっていらっしゃるお客様って結構いらっしゃいます。」と言うとビックリした様子でした。
「27日にも2時間掛かっていらっしゃったお客様が横浜と熊谷からいらっしゃいました。」
同じ横浜でも27日の日の方は磯子区でした。
お話の中で遠方から大勢のお客様がいっぱいいらっしゃっているのを知って「やっぱり、文鳥ちゃんみたいな小さなペットをお骨を残して火葬してくれる所ってないから、皆さん来るのですね。」と。
お客様は文鳥ちゃんをバックの中に入れてあるタッパウエアーを取り出しました。「もう何日も置いておいたのですが、全く問題ありませんでした。」と言いながら霊園で用意したベットに文鳥ちゃんを寝かせます。
別段お経など要りません。
お線香だけ上げてお葬式です。でもとても神妙な顔つきで自分たちで心の中でお別れしているのでしょう。
火葬炉には、持参したお花や食べ物、手紙を入れてお別れです。
文鳥などの極小ペットの場合は、色々と火葬炉の中に入れるものも制約が出てきます。
それは、置く場所です。
文鳥ちゃんの前に置くと置くものによっては、その燃えカスが文鳥ちゃんに当たってお骨が飛んでなくなってしまう場合もあります。
その為に、脇の方に置いてもらっているのです。
この様にチョット気を使うことがありますが、当園ではなるべくお客様のご希望に沿うように出来るだけお客様のご持参した物は入れてあげるようにしています。
お別れして点火を見届けてから25分では終了しました。
火葬したお骨は、真っ白でとても綺麗でしたが、下腹部に黒い塊がありました。
お客様は「何か悪いものを拾い食いしてしまったのかもね。」とアッサリしていらっしゃいました。
お客様に依っては何でそうなったのかを悩む方もいらっしゃいます。
それより真っ白で火葬炉に入れた形そのままのお骨に皆さんニッコリです。
余りに綺麗な姿ので、パチパチ写真をいっぱい撮っていました。特に上からの写真でなくてカメラをトレーすれすれにするととても立体的に写すことができます。
特に頭の部分は格別です。
頭と顎とクチバシが一体になっているのです。
お客様方からは、感嘆の声が聞こえてきます。
「〇〇ちゃんそのものですね。」「凄い全部ついている。」
黒い塊より全くそのままのお骨を喜んでいます。
病気の説明やお骨の説明が終わるとこれからお骨上げに移ります。
箸渡しの後に皆様銘々でお骨を骨壺に入れています。
最後に頭の部分です。
奥様がお箸で頭の部分をつまんで入れました。
通常は、持ち上げた瞬間にクチバシや下顎のお骨が落ちてしまうのが通例ですが、今回は違いました。
頭のお骨にクチバシや下顎も全部ついたまま骨壺に綺麗に入れることが出来ました。
お客様に「こんなに上手く頭のお骨とクチバシや顎のお骨がついているままで骨壺に入れることが出来るのはとても珍しい事ですよ。」と言うととても喜んでいらっしゃいました。
これから2時間かけてお帰りですが、もし早い方が良ければ愛川から圏央道に乗って東名で帰ることを進めておきました。
お客様は2時間掛けても大満足の様子です。
始めは、霊園の周りに反対の看板が立っていることで緊張していらっしゃいましたが、すっかりと気を良くされてお帰りになりました。
お大事に。