千葉県袖ケ浦市からの白文鳥からのお客様の火葬をいたしました。
予約のお電話では、とてもストレートな言い回しで「文鳥の立会火葬をお願いします。」と単刀直入な予約のお電話をしてきてくれました。
この様なお客様は、色んな火葬場を検討して「此処しかない。」と決めてからの予約のお電話なのです。4日前の予約でしたから自分の余裕のある日時を選んで火葬日を今日にしたと思われます。
到着時間も4分前ですから、近くに来て時間を調整していたのでしょうか。
とても正確にいらっしゃいました。
4日間の保冷と連れてくるための保冷で、小さな箱にいれた文鳥ちゃんをクーラーボックスに入れて連れてきました。
随分用意周到です。
連れて来た文鳥ちゃんは、全く臭いもせずとてもしっかりとした保冷が行き届いていた感があります。
一連の流れで、お経を上げてお葬式をして、火葬炉に食べ物、お花、お手紙、そしてミカンを入れてお別れして点火を見届けました。
火葬中時間がありましたので、「袖ヶ浦からでは、遠かったでしょう?」と聞くと2時間ぐらいかかりました。やっぱりその位はかかりますよね。
何せ、房総半島で東京湾の丁度反対側なのですから。
今は、アクアラインが出来たので、東京湾を一回りしてくる必要がなくなりましたので近くなりましたよね。
唯、お客様は「首都高って近道が出来たのですね。
実は、そっちに入らないで都心を通って来てしまいました。」と笑っていました。
大井ジャンクションで、首都高中央環状線に乗らなかったのでしょう。左に入るのをまっすぐ行ってしまったので遠回りをしたんですよね。
でも、そんな事を言っていましたが、しっかりと時間通りに着いたのですからゆったりと時間を見て来たのでしょうね。
とても几帳面な方だと推測いたしました。
お客様が当園を選んでくれた、一番の理由は「全部のお骨が綺麗にそのままの形で残って火葬が終了する。」ということでしょう。
通常は、「お骨って残りますか?」と皆様質問されませすが、色々とブログや口コミで書いてあることを信じているのでしょう。
「お骨は残りますか?」という質問はされませんでした。
唯、お客様が言うのに「遠いと思いましたが、木更津の方が行って火葬しているので隣の市ですから行ってみようという気になりました。」とお話いただきました。
火葬時間は、25分間で終了です。
火葬したお骨は、真っ白でとても綺麗でした。
白文鳥ちゃんのお顔が横向きになっていて、クチバシと下顎も綺麗についていました。
翼も分かりますし、足のお骨の先に小さな一団の塊が指先のお骨達です。
お骨上げを開始して、始めは足や翼などを入れていましたが、行き成り横向きの頭のお骨をもって骨壺に入れました。
下顎は、取れてしまいましたがクチバシはしっかりと着いたままです。
本来なら他のお骨を骨壺に入れてマットの上が空いてきますので、そこで横向きのお骨を正面に向けるように直してやってから入れてもらっています。
骨壺の中で横向きを正面向きに直してやろうと試みたのですが、何回も頭のお骨に触るとせっかく頭のお骨にクチバシが付いているのが離れてしまいそうなので止めました。
お客様は、クチバシまで一緒に頭についているので大喜びの様子です。
足の指先の小さなお骨も一つずつ入れています。
マットの上から取れない小骨は、お骨取りに落として全部のお骨を骨壺に入れることが出来ました。
お客様は、ニコニコしています。
口には出さないですが、とても満足している様子です。
無事にお骨上げも終わってお帰りになりましたが、帰り時に言っていました。
「今度は、遠回りでもアクアラインを通らない方法で帰ります。」
調べたら、費用も安いですし時間も15分ほど遠いいだけですから、ゆっくり帰るなら千葉市内を通って帰る京葉道路経由の方が賢明かとも思いました。
どちらにしても、1時間50分位かかるのですから、安全運転でお帰り下さい。