お骨の状態を説明すると。「何でわかるのですか?」
今日のビーグルの火葬のお客様の一言です。
ビーグルちゃんは、頭がひっくり返っていて頭のお骨が割れていました。こんな事はとても珍しい事です。
いつもは、綺麗に頭の形をしているのですが、今回に限って頭のお骨がおでこの部分を中心に割れています。
又、腎臓の部分が真っ黒いお骨になっていて腎臓が悪かった事が良くわかります。お客様に「頭のおでこの部分になにかありましたか?」と質問すると「おでこに癌が出来てしまってそこから膿が出ていました。」とご説明がありました。
又、腎臓の部分も獣医さんから『「悪いです。」と言われていました。』とおしゃりました。
「何でそんなことがわかるのですか?」とお客様から言われました。
そうですよね。
お客様は私たちには、この様な事は何一つ言っていません。
それが、ビーグルちゃんのお骨を見て悪い部分を指摘しているのですからお客様の「何で。」と言う事も納得できます。
私たちも一朝一夕に火葬したお骨を見て何処が悪かったのかを言い当てることが出来たわけではありません。
現在、八王子下柚木ペット霊園での火葬数は、12000件になろうとしています。
この間、私たちはペットちゃんのお骨を火葬するのに、火葬炉に入れたままの形で弄らずに火葬する事を心がけて来ました。
そうする内にお客様から、「家の犬ちゃんはここがわるかったの。」という指摘をされたりしてお骨を見ているうちにお骨の症状で何処が悪いのかをわかるようになって来ました。
数を火葬しているから、分る事なのです。
でも、お医者様ではありませんので、あくまでも経験にもとずいた病気の見分け方ですからそれは、あっている場合もあり違う場合もあります。
あくまで参考と思ってください。