今日の午後一番の火葬は、チャトラの2kgの猫ちゃんの火葬でした。
この猫ちゃんは、舌癌と膵臓癌になっているとお客様からのご報告がありあました。
段ボールに入れて、霊園に連れていらっしゃいまして、礼拝所で安置してもらいましたが、お眼目を開いています。
「閉じて良いですか?」と聞いてからお眼目を閉じてやりました。「こうやって閉じるんだ。」とご主人が感心した様子です。
「5kg以上あったんですが、痩せていまって、」と言っていました。
お葬式をしてから、火葬です。
火葬炉に載せて、お花や食べ物、おもちゃ等で飾ってお別れするときは、痩せていましたが、元は大きい猫ちゃんだったのが分かります。
丁寧にお別れしてから点火を見届けました。
火葬時間は、40分。
火葬してお骨は、真っ白なお骨でとても太くて長い脚のチャトラちゃんでした。
お客様が、「舌癌だったんです。」と申込書には書きましたが、お骨を良く見ると、その通りでした。
喉仏の周りとその前に、青い硬い塊がありました。舌癌の燃えカスも青い塊になるんですね。舌癌は下の付け根とその下に青い硬い塊になっているのが多いのです。
その燃えカスを、お客様に潰してもらいました。
「本当に、硬い塊ですね。」と確りと潰して感想を述べていました。
又、肺と、膵臓にもこげ茶色の燃えカスもありました。
これは、腫瘍の燃えカスです、
言い換えれば肺癌と膵臓癌の痕なのです。
舌癌の為に、肺に転移して肺癌が発生していました。また、獣医さんからも膵臓に癌があると言われていたそうです。
チャトラちゃんは、お骨もとても大きくて太いお骨です。
確りしていて、真っ白なお骨ですから、シーズちゃんのお骨と同じような頑丈なお骨です。
お客様によっては、4寸の骨壺をご希望になる方も多いのですが、今日のお客様は、家に置いておくには、3.3寸の骨壺を選択されました。
「チョット無理かしら?」と言う感じですが、「大丈夫です、いっぱいですが大丈夫です。チョット詰め込みますが、勘弁してください。」
丁寧にお骨上げして骨壺に入れていきましたが、何分お骨が大きいので途中でいっぱいになりましたが、「チョット振るいますので。」と言って、骨壺を少し振ってお骨を下に行くようにしましたら、「こんなに下がるんですか。じゅあ、大丈夫ね。」と。
綺麗に3.3寸の骨壺にお骨を入れて持ち帰りました。
お帰りに、「こんなに良く説明してくれてあの値段ってとても凄い事ですね。」「火葬もとてもお上手だし。」と言ってくれました。
チャトラのお骨は、大きくて3.3寸の骨壺にいっぱいでした。丁寧に拾ってお持ち帰りです。
「家には、まだいっぱいいますのでこれからも宜しくお願い致します。」と丁寧に頭を下げてお帰りになりましたが、とても素敵なご夫婦でした。