今日の火葬は金魚ちゃんです。
何回か火葬した経験があるんですが、金魚の火葬は緊張します。
合同火葬は何処のペット霊園でも受けていますが、お骨を確り残す個別一任火葬と個別立会火葬は殆どの所では受けていません。
それは、お骨が残らないからです。
私達も初めの時はお骨が残らない火葬でした。それをお骨を残すには如何したら良いか色々と試行錯誤をしてやっと完成したのが現在やっている火葬方法です。
この火葬方法は秘密です。
でも、ハムスターやインコ等の小さいペットの経験がこの火葬方法を生み出しました。
今回も、お客様はお骨が少しでも残ればいいと言っていました。
予約の時は立会火葬でしたが、申込時に一寸悩んでいました。私達もこの金魚の火葬は個別一任火葬では受けないことにしています。
それは、薄くて透き通ったようなお骨しか残らない場合がある経験からです。
その場合、立会火葬ですとお骨の位置や燃えカスによってお骨の場所やお骨が少し残っていることが分かりますが、一任火葬ではお骨と言われないと分からないような場合もあります。
その為、受けられるのは合同火葬と個別立会火葬にしています。
今日の火葬した結果は、全く素晴らしい結果でした。
火葬したお骨は、姿かたちがすっかりと残っていました。
特にお腹の辺りのあばら骨は立体的に残っていて、中の内臓が燃えたまま残っていました。
お骨にはならないですが、脇のヒレも尻尾のヒレもそのままの形で分かりました。また背骨も確りとそのまま残っていました。
唯頭は恰好は残って見えましたがお骨はグズグズでお箸で摘まむと目の周りの骨が一体でつかめた程度でした。
余りに綺麗に残っていたのでお客様方は大喜び。こんなに綺麗に残るんですか。上手いですね。大感激です。と喜んでいました。
金魚の種類は何ですかと質問したのですが、「娘が貰ってきたので良くわかりません。でも7年間もいきていました。」と言っていました。
今回は、100g位ありましたので、お骨も太くきれいな状態で残りましたが、5gや10gの小さい金魚ではアバラのお骨が少し残る程度です。なぜか背骨と頭は残りません。
まだまだ金魚の火葬には神経を使ってその都度の研鑚努力が必要ですが、今回は火葬炉の改修をして火口の取り換えも行いました。
その結果、火の出方も一本の筒状になって今までのバラケタ火の出方と違うようになったのも一つの要因だったと思います。