ジャンガリアンハムスターの火葬したお骨は真っ白が基本です。
今日http://okwave.jp を見ていたら、ハムスターの火葬したお骨についてこんな記事が載っていました。
ジャンガリアンハムスターを移動火葬車で火葬してもらったところ、ほとんど真っ黒になって出てきました。
あまりの衝撃的な姿に、泣きながら焦げていることを訴えたところ、これは焦げているのではなく、筋肉や内臓が焼けた跡だと言われました。
表題にも書きましたが、ペットの火葬したお骨は真っ白が基本です。それが変色したり黒くなっているのは
- ペットの体に問題がある。
- 火葬の仕方に問題がある。
- 火葬炉自体に欠陥がある。 かのどれかです。
- まず、ペットの体に問題がある場合のことについて書いてみたいと思います。
- ペットちゃんの腎臓や肝臓が悪い場合が多いのでそれについて説明をすると、肝臓や腎臓の所のお骨が黒くなって残ります。
薬を飲んでいる場合でも悪い部分にお薬が溜まりますので、 その部分は青い色に変色しています。
このように悪い所が色が変わってしまっています。 - 腫瘍がある場合は、その部分に紫っぽいこげ茶色の塊が残ります。この色が腫瘍の色だと思います。 こういう場合は、お客様ご自身でジャンガリアンハムスターちゃんの病状を思い出して、やっぱりここが悪かったのかと納得してください。
- 続いて、火葬の仕方に問題がある場合について
- 「火葬して殆ど真っ黒で出てきた。」とありますが、これは火葬時間が短すぎてまだ火葬が本当は終了していないのに終ってしまった時に起こります。
この失敗は火葬の経験の少ない未熟な従業員に良く起こる事です。
経験が少ない為に本当に終ったのか判断を誤らせて終了してしったのでしょう。
始めた頃は火葬炉の中をチョッと見ただけで終ったと思ってしまう事によります。
この事を防止するのは、終ったと思っても後5分火葬時間を延ばすことでハムスター等の極小のペットの火葬なら解決します。 ハムスターの場合はお骨がなくなってしまうのではないかと思って時間を短くしてしまう初心者の良くある失敗です。
- 火葬炉の中の火の噴出し口が悪い場合です。火口自体に問題がある場合は、それを取り替えることで解決します。
次に火口の前の空気を散らしている蛇腹のような板の蛇腹の部分が不具合がある場合が考えられます。
その場合はその板を取り出してハンマーで叩いて正常な状態にするか、新品に替える事が必要です。
どちらの場合も煤がお骨に掛かりますから、ふわふわした黒いものがお骨についてしまいます。
以上のような事が考えられますが、このような事態を避けるためにはお客様自身が大切なハムスターの火葬に当たって
- 火葬技術に精通している従業員を選ぶべきです。
- その会社の担当する従業員が何年火葬をしているかの質問をする事です。1年や2年の従業員では火葬が本当に終っているのかそうでないかの判断を間違える場合が多々あります。3年以上の経験のある担当者なら大丈夫だと思います。
- 従業員だけでなく、火葬場自身が火葬を開始してから何年経っているかの問題であります。<br>創業してから1〜2年の業者ではやっぱり不安です。3年以上の会社を選べば問題ないと思います。
また、創業は古くても全国展開をしているフランチャイズの会社は支店によっては新しく始めたところが多いのでその支店が何年経っているかを調べる必要があると思います。 - ジャンガリアンハムスターには小規模な火葬炉が適している。
- 移動火葬車で火葬して貰ったから良くなくて、固定炉で火葬してもらえばそういうことがなかったんじゃあないかと思うお客様もいると思いますが。それは全く関係ありません。
ジャンガリアンハムスターの場合ならむしろ大型の固定炉よりも移動火葬車の小規模な炉の方が綺麗に火葬で来ます。
そしてお骨の残る量も多くなります。
理由は、ジャンガリアンハムスターのような小さな動物のお骨は火力の強い火葬炉では風圧で飛んでいってなくなってしまう場合が多々あります。その為固定炉の火葬炉ではレンガで囲って小さな炉を作ってお骨を残すようにしている会社もありますが、大型の火葬炉では小規模の火葬炉程上手く火葬は出来ません。
私共では、小型の火葬車が修理の場合は大型の火葬車で火葬いたしますがジャンガリアンハムスターのような極小なペットの火葬は綺麗に火葬する為に小型の火葬車の修理が終るまではお断りしています。
大事なハムスターちゃんの火葬で思い通りの火葬をする為には、業者や担当者を確りと選ぶ事が必要です。それと火葬炉は移動火葬炉の方が固定炉よりも適している事をご承知置きください。