「今朝、うちのペットが死んでしまったので火葬をお願いします。」と青梅市から午前中に電話が入りました。「今すぐでも良いのですが。今日できますか?」という内容です。
「ペットは甲斐犬で14キロです。」「移動火葬で一任でお願いします。」とご希望することは全部おっしゃっていただきました。後はこちらが何時にお客様のもとへ伺えるかです。
本日は3件入っていたので夕方でないと伺えないため、17時に伺う事に致しました。ペット霊園での火葬も全部終了して出発する準備をして丁度16時にペット霊園を出発。途中灯油を入れたり発電機用のガソリンを一杯にしてお約束の時間丁度に着きました。
玄関で事務処理をして裏庭に寝かせて愛宕山あった甲斐犬ちゃんをご夫婦で火葬炉の所まで運んで貰いました。
霊園から摘み取ってきた菜の花やハクモクレン、ツバキのお花で甲斐犬ちゃんを飾ってお別れ式です。お経をスタッフが読んでお線香を上げて貰いました。
最後に、「成仏してください。」と拝礼をして終了致しました。火葬炉の蓋を閉めるときは涙ぐんでいるのがよく分かりました。
火葬炉に載せる向きをお願いした時に「床擦れが出来てしまっているので。」と言っていました。きっと長い間看病をしていたのでしょう。本当にお疲れ様ですと言って上げたい思いでした。
火葬場所は、愛宕山グランドの奥です。まだ17時は明るいので子供たちが野球をやっていました。そのグランドの廻りを取り囲むように一面のサクラの木が植えてあります。
もう都内はサクラは満開宣言が22日出ましたが、ここ青梅市では未だ3分咲きでこれからが見頃です。
今回の火葬はこのサクラのお花に囲まれての火葬です。非常にいい環境で甲斐犬ちゃんを送るのにはもってこいの環境です。
火葬時間は55分掛かりましたが、桜にかこまれて気持ちの良い火葬でした。
火葬したお骨の頭の部分が凄く脆くなっていました。糖尿病に良くある症状です。個別一任火葬なためスタッフがお骨上げをしなければなりません。
この様に頭のお骨が脆い場合は、立会火葬ならお客様が拾うのでもし崩れたとしても自分で崩したのですからあきらめも付くかもしれませんが、一任火葬なので何としても奇麗なお骨をお客様にお届けしたいと思います。
慎重に、慎重に頭のお骨をつかんで骨壺の一番上に載せて遣りました。少し頭の天辺がバラケテしまっていましたが、上手く入って崩れずに済みました。
お客様のお宅に伺い中を確認してもらい、喉仏は顎の骨、仙骨などを説明してお渡しが終了しました。お客様も「グズグズになって居なくて良かったです。確りとお顔も分かりますしお目目の所も分かります。有難うございました。」と言ってくれました。
甲斐犬の火葬 のぺーじへ。
青梅市でのペット火葬