本日の最終は、八王子の西部地区への出張火葬でした。
このお客様は、21時からの予約でしたが前の予約が雨のために順延になったので予約時間を早めて貰いました。
19時27分に到着してお客様が空けてくれた自宅の玄関前の駐車場に入れさせて頂きました。
雨の中、息子さんが外で待っててくれて、私達の車を誘導してくれました。
電話での予約受付の時に、うちの猫は大きいですが、計った事がないと言っていましたので、秤をもって行き計測する予定でした。
計測してみると、10キロチョッとありました。
計測する前に見た感じでは、凄く大きく感じましたが、まさか10キロを超しているとは思いませんでした。
お客様に体重別の火葬方法で3キロまでの火葬方法は通常の方法で。5キロぐらいはこれこれこれ。7キロ位はこの方法で。
これ以上は、大型の火葬車で通常は行いますが、今回今さら車を取替に行くわけにも出来ませんので今回この車で私達の持てるちからの全てを出して火葬をさせて頂きます。
火葬車の限界を越えていますので、臭いや黒煙は出ないですが、時々火柱が出ますがご容赦下さい。と言って火葬を開始致しました。
火葬開始してから15分ぐらいで火葬炉の温度が急上昇する気配がありますので、台一段の温度の上昇防止対策を行いました。
この対策を行うと今回のように凄い肥満の猫ちゃんは、体内の脂が一杯火葬炉の中に溜まっているので3秒程火柱が煙突から出てしまいます。
でも過燃焼による黒煙や臭いの防止にはこの方法が最適です。どの様に行うかは企業秘密ですのでここに書くわけに行きませんが、この方法は非常に効果があります。
この方法で温度を下げて、猫ちゃんの脂を温度を上げずに燃焼させて行くことで臭いも黒煙も出さない火葬が可能に成ります。
今回は、緊急事態でしたので小型の火葬炉で10キロの猫ちゃんの火葬を致しましたが、通常はもっと安全な大型火葬炉での火葬にしますので、全く問題なく出来ますがいざという場合に開発した技術です。
この方法を5回時間をおいて繰り返しましたが無事70分間で火葬は終了致しました。
お客様も途中で火葬炉の中を確認に来たり、お茶を出してくれたり、雨の中の火葬でしたから雨に濡れたのでタオルを貸してくれたり、大変お世話になりました。
火葬したお骨の説明にも、一々頷いて聞いていました。又死亡原因もお腹の所に石化した青い大きな塊があり、何だか分からないけど悪い所だと言う事は分かりました。
お骨上げの時に「こんなに雨の中、火葬してもらい、こんなに丁寧に説明をして貰ってお陰様で胸のつかえが取れました。」「本当に有難うございました。」と言っていました。
今回の10キロの大型猫の火葬を小型の火葬車で無事に火葬出来ましたが、これからは予約受付の時に大きな猫ちゃんの場合はよく確認して大型の火葬車で伺う事に致します。
何はともあれ、無事に火葬ができたことでお客様がとても喜んでくれた事に感謝したいと思います。
八王子のペット火葬