夕方の移動火葬は、小平市のリク亀ちゃんです。
今回は14.5キロと言っていましたので、大型の火葬車で向かうことにいたしました。
前の火葬が早く終わりましたので、予約時間から1時間ぐらい前に行けそうです。
時間が早いのでお客様にお電話をしてこれから霊園を出発するので、小平に到着は、1時間ぐらい早まるがよろしいですか。と了解を取ってスタートいたしました。
今日は道路が空いていて、時間通りに行くことができました。
伺ってみると、亀ちゃんはタオルを掛けて寝かせてありました。
寝ている脇で事務処理から始めましょうか。と聞くと「居間までもって行きますので、そこでお願いします。」という返事でした。
抱えてつれてきたりく亀ちゃんは、やっぱり大きいですね。
過去に行った最重量の22キロのりく亀ちゃんの火葬を24年4月28日に行いましたが、亀ちゃんの火葬は大小併せて霊園が始まってから78匹目になります。
この間、10キロを越える亀ちゃんは、今回を含めて8件です。
10キロを超える亀ちゃんは、やっぱり迫力があります。
今日のお客様は、今回で亀を火葬するのは3回目だといっていましたが、今回今までお願いした業者が能力外だといわれて、断ったそうです。
以前火葬した、骨壷をお客様が持ってきたのでチョッと見ましたら、4寸に入っていましたから、2キロ位の亀ちゃんだと思います。
通常は、そのぐらいが多いのですが、14キロもの亀は中々手ごたえがあります。
でも今回は幅が45センチと言う幅は余りないリク亀ちゃんでした。居間でお経を上げさせていただきお葬式をさせて頂きました。
火葬炉に運んでお別れしてチョッと近くで火葬をさせて頂きました。
火葬時間は85分掛かりました。
火葬炉を開けてみると、甲羅から凄くお骨や甲羅が弱そうな感じでした。
お客様の所にトレーに入れて居間にお持ちさせていただき、お骨や亡くなった原因が分かるかもしれないと思って良くお客様と一緒に見てみますと。
肛門辺りにガラスの解けて固まった塊があり、大腸には2センチぐらいの石がありました。
「部屋で飼っているのですが、何か悪いものを食べたのか、ガラスや石などが入っているとは思っていませんでした。」とお客様は言っていました。
やっぱり、ビックリしたでしょう。
ガラスや石が出てきたのですから。
亀のお骨上げは、最初に甲羅を入れて行き、お骨は別の所に顔の周り、前足、後ろ足、背骨をその形で並べて取っておいて最後に骨壷の一番上に並べて入れるようにしています。
そうしないで、無闇に甲羅やお骨を無秩序に入れてしまうと「何がなんだか分からすに骨壷に入っている。」という状態になってしまうので、このような入れ方を当社ではしています。
今回もその様に甲羅から6寸の骨壷に入れたのですが、甲羅も細かく割れていますし、お骨も余りありません。どうしたのでしょう。
お客様は、分かっていたようです。
「この子は、カルシュームを取りたがらなかったのでカルシューム不足です。」「だからお骨がもろくなっているのです。」
でも、いっぱいありますね。
「前、火葬したのは4寸に入っていたので、6寸の骨壷に入れるのは初めてだ。」と言っていました。
小さい甲羅までゆっくりと一づづつ。
この亀ちゃんを本当に可愛がっていた証拠のようなお骨上げです。
傍で、見ていてつくづく「愛しい亀ちゃんの最後を見取っている。」と言う姿がこちらにも伝わってきます。本当に優しい飼主さんですね。
こうして、お骨上げが終了しました。
6寸の骨壷にいっぱいの甲羅とお骨でした。
今回、頭のお骨が割れないような工夫をして火葬したのですが、頭のお骨が崩れてしまいましたが、全体的にお骨が脆かったので、頭のお骨もそうだったのかもしれません。
でも、何とか骨壷には崩れたお骨を並べて頭の状態を再現して骨壷に入れることができましたのが、幸いでした。
こうして、火葬とお骨上げがすべて終了して帰途に着かせていただきましたが、帰り際に頂いた静養飲料がとても美味しく、体が元気になったような気になりました。
今回の、お客様にはまだ3匹の亀ちゃんがいましたが、その亀ちゃんのご健康をお祈りすると共に今回のリク亀ちゃんのご冥福をお祈りいたします。
小平市からのペット火葬
亀の火葬