北野駅からバスで来ました。
丁度大型車の火葬炉の整備をしていましたらしたから女性が2名で歩いていらっしゃいました。
板橋からのお客様ですか?と聞くと「はい。」そのまま礼拝所に案内してインコちゃんを祭壇の前において貰いました。
お写真をお撮りになるということで、ちっさな箱から出してもらって、霊園の籠に入れて貰ってからお花や食べ物を一緒に置いてお写真をパチパチ。
写真が一段落してから、申込をしていただきました。
「インコの火葬が上手いとホームページに書いてあったので決めました。」と申込をしながらおっしゃいました。
「お骨は全部残りますか?」はい。全部残ります。
頭は勿論くちばしや翼のお骨も分かる場合もあります。「期待して良いですか?」はい、大丈夫です。
こんなやり取りをして受付は終了しました。
セキセイインコちゃんを祭壇の前において、お葬式をさせていただきました。当然お経が読めるスタッフがいるのでお経も確りと上げさせていただきました。
火葬炉に寝かせてペット霊園が用意した摘み取って置いたお花を火葬炉に並べてお別れ。
インコの火葬は、ペット霊園が用意したお布団の上にインコちゃんを寝かせて、お花たちもこのお布団の外側において貰います。
インコの火葬は、チョッと微妙なのでお布団の上にはインコちゃんだけにしてもらっています。他のものがあるとごく小さなお骨がその燃え殻で分からなくなってしまいます。
火葬は25分間で終了です。猫ちゃんで35分間ですから風力と火力を調整して火葬しています。
小さな火葬は手の掛かるかそうですが、この技術は他ではやっていないと思います。多分当社だけの小さいペットを綺麗に火葬してお骨を全部残すことが出来る技術だと確信しています。
火葬したお骨は、真っ白でお腹の辺りが黒い塊が残りました。いつもは茶黒い腫瘍の塊ですが今回は黒く残りました。お客様も納得して「これなのかもしれないね。腫瘍は。」と言っていました。
写真もパチパチと何枚も撮っていましたが、頭のお骨とくちばしが一体になっていてもしかするとこのまま骨壺に入れられるんじゃないかと期待することが出来ました。「全くインコちゃんそのものですね。」と。
残念ながら骨壺にお箸でもって入れて置いた時にくちばしは外れて前に落ちてしまいましたが、綺麗なインコちゃんそのものでした。
お帰りになるときに、わざわざ立止まって「確りとお骨が残っていて良かったです。」「有難うございました。」と深々と頭を下げられたのは印象的で、こちらも恐縮してしまいました。
何はさておき、お客様の期待通りの火葬が出来て、最後に頭を深々と下げられた火葬が出来てよかったです。