深夜に掛かってきた電話は
「フェレットの火葬お願いします。」「5年ぐらい前も火葬お願いしました。」という相模原市中央区からのリピータのお客様からの電話でした。
「以前もお骨を自分で拾う火葬をお願いしましたので、今回もその火葬でお願いします。」とお客様は立会火葬がご希望でした。
10時から江東区からの粉骨パウダーのお客様が入っているので、それが終って11時の時間に予約となりました。
本日、朝10時40分にお客様が到着しました。
どの位掛かりましたか?と聞くと「30分です。」「比較的早いですよ。」と言っていらっしゃいました。
お箱に入れて、上から毛布地のタオル見たいのを掛けて寝かせてありましたが、まるで眠っているみたいな安らかな寝顔でした。
受付をしながら、「5年ぐらい前だったと思うのですが、凄くよくして貰ってその時の印象が強烈だったので又お願いしました。」と嬉しいお話を聞くことが出来ました。
今回のフェレットちゃんの種類は、パスバレーと言う種類だそうです。
日本では主にアメリカのマーシャルファームやパスバレーファーム出身のスーパーフェレット(去勢手術・避妊手術・臭腺除去手術が済んでいるフェレット)が多く販売されています。
パスバレーフェレットは、中型。噛み癖多少あり。顔が比較的丸め。日本ではマーシャルに次いでポピュラーな種類だそうです。
礼拝所で、お葬式、火葬炉に載せて霊園で摘み取ったお花で一杯に飾ってお別れして点火を見届けた貰いました。
火葬したお骨は、チョッと赤みが掛かっていました。
特に心臓辺りのお骨が色が付いていて、そこが悪かったみたいでした。お客様も「突発性筋炎と言っていましたが、心臓に来てしったのですね。」とお骨を見て納得していらっしゃいました。
お骨上げも、足の指や尻尾のお骨を手の上に載せて良く見ていらっしゃいました。
大切なパスバレーフェレットちゃんの最後の姿を確りと胸に刻み込むように、お骨の説明にも一々身を乗り出して確りと確認しながら聞いていました。
未だ、8ヶ月と言う短い期間でしたが、一緒に暮らして、いっしょに楽しい時間を過ごした思い出を胸に仕舞い込む最後の時間なんでしょう。
2.5寸の骨壷に綺麗に入りましたが、このパスバレーフェレットちゃんの顎のお骨が頭から離れずに骨壷に一緒に入れることができました。
骨壺の中を覗き込むと、全くそのままのパスバレーフェレットちゃんのお顔がその中にはありました。珍しいですね。大体、顎のお骨は頭蓋骨から離れてしまうのですが、お客様の願いが通じたのかと思う程そのままの姿です。
お客さまは、しっかりと胸に抱いてお帰りになりましたが、その愛情の強さも感じることが出来ました。バスバレーフェレットちゃんのご冥福とお客様方のご健勝をお祈りいたします。