粉骨パウダーのお客様が来園いただきました。
平成12年12月12日12時12分に息を引き取ったポメラニアンのお骨の粉骨でしたが、火葬して13年も経ったお骨ですから、湿っていうのかと思っていました。
粉骨パウダーをする場合、お骨が乾燥していなければもう一度火葬炉に入れて火葬をしなおさないとベタベタになってしまい、サラサラのパウダーになりません。
今回は、予約の時に「10年程前に他の所で火葬したお骨です。」と言っていましたので、もしかするとお骨が湿気で濡れているかもしれないと思っていました。
蓋を開けて良く確認するとお骨の状態は普通の火葬した後の乾燥した状態でした。
10年も経っているのでもしかすると。と言う想像は全く違っていました。
13年も前ですから、火葬の仕方は荒っぽく燃え残りの黒い塊も入っていましたが、乾燥状態は先ず先ずです。
すぐに粉骨作業に掛かる事が出来ました。
火葬の仕方の問題もあって、チョッと茶色掛かっていて真っ白な仕上がりにはなりませんでしたが、素人目には十分綺麗な粉骨パウダーです。
でも、13年も経っていて全く変わらないのですから。
これでこれから、お骨の状態を気にしないで粉骨作業に掛かれそうです。
お客様は、粉骨したお骨をお庭にでも撒くのでしょうか、ビニールの袋を持参して「この袋に入れて持ち帰ります。」と言っていました。
お帰りになるときは、ニコニコ顔で「お世話になりました。」「これで念願のパウダーにすることが出来ました。有難うございました。」と言ってお帰りになりました。
お客様が言っていた12年12月12日12時12分と言っていましたが、もうひとつ13年前ではなく、計算すると12年前になります。
6つも12がついたことになりました。
ご冥福をお祈り致します。