青梅市の今井のお客様から移動火葬の依頼を受けました。
「兎が死んでしまったので、火葬したいのですが、ホームページに出張して火葬してくれると書いてありましたが。」「ネザーランドライオン兎 2キロの移動火葬でお骨を拾う火葬が良いです。」とお客様のご希望でした。
「庭はあるんですが、チョッと。」と口ごもり。こちらでの近くで火葬した方が良いですよね。とお客様がご希望なら近くに火葬する場所もありますので。
朝一番のお客様でしたし、本社から五分位の近所だったのですぐに到着しました。
インターネットでお客様の家の写真を見ていたのでその玄関前の駐車場で行うようにお客様に話して見ることにしました。
お客様にその旨お話しすると「煙が出るんでしょう?」「臭いは。」と心配顔でした。
兎ちゃんの2キロですから、全く煙や臭いの出る心配はありません。と説明すると「出ないならここでどうぞ。」と玄関前の駐車場で火葬することを了解してもらいました。
兎ちゃんを火葬炉に載せてから、本社から持参したお花で飾ってお別れをして点火を見てもらいました。火葬している間、ずっと玄関の所で見ていましたが、火葬が概ね終了する辺りで、当社のスタッフに「臭いも煙も全くでないですね。」「ここで火葬して貰えて、ずっと見ていられて良かったです。」と言っていました。
家の前で火葬すると臭いや煙でご近所に迷惑が掛かると思っていたようですが、火葬をずっと見ていて、火葬のスタッフが言っていた。全く心配ないです。という言葉が良く分かったようで上記の言葉が出たのでしょう。
出張火葬を頼みたいんだけれど、臭いや煙が出ては困るので、出張火葬はやめようか、それとも自宅から離れた場所で火葬すれば大丈夫でしょうか。
色々とこの出張火葬については、皆様経験した事がないので、心配していますがこうして火葬する所をずっと見ていて、初めてその心配が当たらないことを確認できて「臭いも煙も全くでないですね。」と言う言葉が出てきたようです。
火葬時間は40分掛かりました。
通常の兎の火葬時間は25分から30分ですが、今回の兎ちゃんはお腹に石化した腸が馬蹄状の形をした箇所があって、その燃えるのに時間が掛かったからであります。
チョッと太っていた兎ちゃんですし、頭のお骨も弱かったです。もしかすると糖尿病があったのかもしれません。糖尿病ですとお骨の頭が弱くて持った瞬間に崩れてしまう時もあります。
今回、2.5寸の骨壷にお客様が入れる時に半分ぐらいが崩れてしまったのです。
お客様は、火葬にずっと付いていられたのと喉仏や足の指の可愛らしさに「これで十分です。」とも言っておられました。
始めは、不安がっていましたが、ご近所に対して全く問題ない火葬を見届けて安心したようです。また頭を骨壷に入れる時に少し崩れてしまいましたが、お骨の説明や病気の状況を説明してもらって最後のお見送りが出来たと満足なさった様子でした。
お客様のご希望通りの火葬が出来て、お客様の「有難うございました。」と深々と頭を下げて見送ってもらった姿をサイドミラーで見ながらペット霊園に向かいました。
今日も朝一番から気持ちの良いスタートが出来ました。