抱っこしていらっしゃいました、猫ちゃんを霊園のベットに寝かせてみますと毛並みがアメリカンショートヘアーに似ているのでアメショですかと言うと「スコティッシュフォールドです。」と答えが返ってきました。
毛が長くてとても綺麗な猫でした。
その「猫ちゃんの首から肩に掛けて大きな癌が出来てしまいました。」とお客様から「首筋を触ってみたら。」と言うようなご返事をいただいたので触らせてもらいました。
5センチぐらいの大きさの癌でしょうか、塊があります。
「これが、原因で死んでしまったと思うんですが。」とお客様も言っていました。
礼拝所でお葬式を上げて、火葬炉にスコティッシュフォールドちゃんを寝かせました。霊園の摘み取っておいてお花で綺麗に飾ってから点火です。
お客様は、用事があるのでそのままお帰りになりました。
火葬したお骨はお届けすることになっています。
スコティッシュフォールドちゃんの火葬時間は35分間掛かりました。猫ちゃんの一番多い回数の火葬時間です。火葬したお骨は、真っ白でとても綺麗でした。
首や肩の所に大きな5センチぐらいのグリグリがありましたので、そこが癌であることは間違えありません。でも火葬したお骨にいつも見るこげ茶色の黒っぽい塊はありません。
あるのは、お薬の色が出ている塊と、薄茶色の燃え残りがありました。
場所も同じ肩の辺りですので、「これが癌?」と思はざるを得ません。そういう目で見ると火葬する前に触らせてもらった所に薄茶色の塊がかなりあります。
よくよく見て納得がいきました。
以前も、白い塊の石化した腫瘍がありましたが、今回も色は違いますが、固まり方などが同じように感じます。
この癌で可愛らしいスコティッシュフォールドちゃんの命が亡くなってしまったのです。
お客様にお届けするべく、3寸の骨壷に入れましたが、綺麗に入りました。
今回も、癌の色と形を頭の中に入れておこうと思いました。