「お経まで読んでくれるとは思いませんでした。」「ビックリしました。」
火葬中にお客様が言った言葉です。
私が出勤している時のお別れ式は、お客様の了解を貰ってお経を読むことにしています。
今回は、練馬区の高木でペット霊園から約1時間の所です。
18時30分の予約なので、練馬区の高木に着いたのはもう暗くなっていました。
今回は賃貸マンションのお客様でしたが、そのマンションに着いたのですが、入り口がわかりませんでした。
車から降りて懐中電気でマンション名を探したのですが、中々そのマンションの入り口には十着しません。しょうがないので電話してお聞きしてやっとマンションの玄関に付く事が出来ました。
ここは、入り口のチョッと脇に貨物車が止まる位のスペースがあり、昼間宅急便なんかが使っているところだと思います。丁度そこに車を止めさせていただき、火葬することになりました。
電話したので、お客様はペットちゃんを抱っこして玄関まで来てもらっていますので、火葬する空きスペースの所で事務処理をしてペットちゃんを火葬炉に載せてお別れ式を行いました。
その時に、お経を読んで宜しいですか。と聞くと「お経まで読んで頂けるんですか。」「ぜひお願いします。」と。
お経が終了して霊園からお持ちしたお花を飾ってお別れして点火を見届けた貰いました。その場所で暫くお客様たちはペットの火葬車を見ていましたが、「煙も臭いもしないのですね。」「何よりもビックリしたのは、お経もサービスしてくれた事です。」
「ビックリしました。全く創造だにしていなかったので。」
「でも、ありがたいですね。」「嬉しくなりました。」とお褒めの言葉をいっぱい貰いました。
今回は、猫ちゃん2キロの移動火葬で一任火葬、そして粉骨してお渡しと言う内容のご予約でした。
火葬車も大型の火葬車で来ましたので、20分で火葬は終了して、お客様たちも近くにいたのでせっかくだから車の脇でお骨の説明をサービスしてやりました。
そして、スタッフがお骨上げをして粉骨パウダーにしてから、お客様にお届けいたしました。
その時も、「お経を上げて貰って有難うございました。」と重ねて御礼を言われました。真っ白に細かく粉骨してパウダー状なったお骨を受け取ってお見送りもした貰いました。
お客様たちは、大変満足そうなお顔でした。