ペットの火葬をしたことがある方は、お分かりだと思いますが、顎のお骨って通常右と左にバラバラに離れて火葬が終了します。
そして、頭のお骨と顎のお骨はやっぱり離れてしまいます。
これが通常の事ですが、今日の立会火葬のお客様の兎ちゃんは違っていました。
火葬した状態で、頭のお骨を顎のお骨から離してみますと、いつもと違って顎の左右のお骨が確りと立っています。通常は顎の先端は左右がくっ付いていないのですが、今回の兎ちゃんはその顎の左右のお骨がしっかりとくっ付いていていますので、下顎のお骨が上に歯を向けて立っているのです。
手にとって見ました。
いつもは、この様なことをすると確実に左右が分かれてしまうのですが、今回の兎ちゃんの下顎のお骨同士くっ付いたままです。
こんなことがあるのでしょうか。
今回は、下顎のお骨の上に上の顎のお骨が来るように骨壷に入れたいと思って3寸の骨壷を用意しました。
そして、下の顎のお骨をまず最初に置いて、次に頭のお骨をその下顎のお骨の上に載せてみました。
上の歯と下の歯がしっかりとくっ付くようにお骨を入れてあげると摩訶不思議。
お骨は確りとくっ付くではないでしょうか。
下顎の下に他のお骨が入っていますので、その上に下あごのお骨、上顎のお骨を重ねているのでチョッと座りが悪いようですが、確りと収まりました。
そのお骨の周りに足の指や背骨、尾てい骨のある仙骨、第一頚骨などを置いてみましたので、帰りにお骨を余り揺るがさないで返れればずっとそのままの姿勢でいてくれるはずです。
この様に口の中と同じように上あご、下あごと揃ってお骨上げが出来ました。
お客様にもその事を告げておきましたので、きっと綺麗な状態のままでご自宅に帰宅すると思っています。
それにしても、すばらしい火葬を朝一番の火葬でさせてもらって今日は幸先が良いスタートを切ることが出来ました。