マタマタ20歳で茶トラ猫ちゃんの長寿タイ記録の猫ちゃんの火葬をいたしました。
この子は最盛期は、10キロあったそうです。
その猫ちゃんが痩せてしまって5キロになってしまったそうです。
老衰だそうで、「別段悪い病気をした訳ではありませんが、すっかり痩せてしまいました。」とお客様は言っていました。
「自宅の廻りが住宅で込み入っているので、他の場所で火葬してきて欲しいです。」と言うお客様の要望でした。
火葬炉に載せた茶トラちゃんをよく見てみると、体が丸まっていましたが、かなり背丈の長い大きな猫ちゃんでした。
5キロの猫ちゃんでしたらモット太っている感じなのですが、この猫ちゃんは全体的に大きいので5キロの猫ちゃんとしては、脂が余り付いていない感じの猫ちゃんです。
今回の優ちゃんで、茶トラで一番長生きな20歳の猫ちゃんは
24年4月24日火葬した、瑞穂町のミーちゃん
25年4月16日に火葬した、八王子市下柚木のプリンちゃん
そして、本日26年1月30日の青梅市新町の優ちゃんの計3匹です。
これから見ても、この20歳と言う年齢が長寿の凄い壁なのかもしれませんね。
今回の優ちゃんの寝姿は何か気品があるように感じました。
今回の茶トラの優ちゃんは、火葬開始しても燃え上がらずに余り脂があるようには感じられませんでした。大きな猫ちゃんが半分になってしまったのですから、脂分も無いのだと思います。
火葬時間は45分でした。
やっぱり大きいですね、火葬したお骨は20歳の猫ちゃんには珍しく、真っ白なお骨でなく、病気を戦っていたお骨のようでした。
体全体のお薬の色が充満していて、肺の辺りに腫瘍がありました。
この腫瘍が癌になってしまって、体を蝕んだのでしょう。これがキット死亡原因なんでしょうね。
10キロあった体重が、半分の5キロに減ってしまったのですから。
飼い主さんは、何も言わなかったですが、お医者さんに通って点滴などを何回もしたのでしょうね。
お腹の周りにお薬の青緑の色がいっぱいでした。
でも、凄いですね。癌になったのに20歳も長生きしたとはね。相当に強い生命力の持ち主だったんでしょう。
頭のお骨は、通常の猫ちゃんの倍ありました。
一番凄かったのは、顎のお骨が左右確りとくっ付いて火葬が終了したことです。
その為に、骨壷にスタッフが入れるときに、顎のお骨を下に置いてその上に頭のお骨を置くと子が出来たので、骨壷に入っているお顔は上と下の歯が噛み合っていて優ちゃんそのものでした。
火葬したお骨を、お持ちすると中を見て「随分たくさんの骨がありますね。」とおしゃいました。
お庭に埋葬するそうですが、綺麗な優ちゃんそのもののような綺麗に火葬したお骨を届けることが出来てよかったです。
お客様も満足された様子でした。