今日の火葬で大きな7キロの猫ちゃんの火葬をいたしました。
最近、あまり大きな猫ちゃんの火葬をしていなかったですが、お客様の申告通りでヤッパリ大きいですね。
このお客様は、お経もなしで火葬だけしてお骨を自分で拾って持ち帰りたいお客様でした。
今朝亡くなったといっていましたが、綺麗な段ボールに入れて連れていらっしゃいました。
火葬炉に猫ちゃんを置くときもゆっくりと優しくやさしく置いていました。私が火葬炉の位置を火に当たっても体が変なに曲がったりしないように、火が頭に直接当たらないように位置を直した時に触りましたら凄く柔らかい感じがしました。
さぞ、抱き心地が良い猫ちゃんだったんだろうと思いました。
今回は、大型の火葬車で行うことにしました。チョッと大きめですが小型で出来ないこともないのですが、大型の火葬車で火葬した方が安全で綺麗に火葬できると判断したからです。
火葬を開始して、案の定この判断が間違いなかったと思いました。
通常の猫ちゃんが大きくなったのですから、凄い脂肪の量でした。小型の火葬炉で遣っていたら煙突から火を噴いてしまったかもしれません。
経験は凄いものですね。
以前は、大型の火葬車もなかったせいもありますが、この様な大きな猫ちゃんも平気で小型の車で火葬していたのですから。上手くいった場合は良いのですが、最悪の状態も考えなければならないと思います。
今回の火葬は35分間でした。
この35分間がこの種の脂が多いペットちゃんの最短時間だと思います。
火葬終了間際まで下に落ちた脂分が燃えています。脂分が燃えきるまで時間を延ばして燃焼させるのですが、今回は丁度35分で消えてくれました。
脂分の燃焼を確りとしないと火葬炉の蓋を開けた時に臭いが出てしまいます。
こうなったら最悪ですので、下に落ちた脂分は綺麗に燃え尽きるまで火葬を継続するのが鉄則だと思います。
今回の7キロの猫ちゃんですが、普通の猫ちゃんが大きく育ってしまったので、火葬したお骨は普通の猫ちゃんのお骨ででした。
お客様も、お骨を見て「こんなに小さくなってしまうんですね。」と言っていましたが、正に肥りすぎた猫ちゃんのお骨は通常の猫ちゃんと同じですからお客様としては、「こんなに?」と思うのが当たり前だと思います。
お客様もお骨を見て「特段悪かった所はなかったですね。」言っていました。
でも、喉仏を見たのは初めてらしく感心をしていました。
3.3寸の骨壺に綺麗に入ってお持ち帰りになりましたが、お帰りになるときの表情は和やかな表情でお帰りになりました。
大きい猫ちゃんの火葬は、その時無理をしないで大きな火葬炉で火葬することが、安全で綺麗に火葬が出来る方法だとつくずく思いました。
お客様の和やかな笑顔を見られた時にこちらも「良かった。」と思って安堵感いっぱいの気持ちにさせていただきました。