「今回もお願いします。」と猫の立会火葬で自然埋葬をご希望のリピーターのお客様から予約のお電話を受けました。
お正月の3日の夜の事です。
1月元旦から3日までは一年に一度の連続したお休みの日です。このお正月のお休みの日は何処のペット火葬場も休業でこの間に亡くなってしまったペットちゃんの飼い主は予約をするのが大変な期間です。
3日にはもうかなり4日、5日の予約が埋まって来ていました、リピーターのお客様の予約を上手く入れることが出来ました。
当日の4日は朝から大型犬の火葬の予約が入ったりして予約がいっぱいでそれをこなすのが大変な一日です。
幸いペット火葬車が2台ありますので、合同火葬の大型犬は最終の時間にする事にして予約順に火葬を始めて参りました。
12時にお越しのリピーターのお客様の猫ちゃんの立会火葬の時の火葬したあとのお骨の状態です。お骨は真っ白でとても綺麗でした。
お骨は、火葬炉に入れたままの頭の天辺から首、背骨、骨盤、足の大腿骨、脛、足の指と確りと弓なりになって火葬が終了しています。
どのお骨を見ても真っ白でとても綺麗でした。
お客様もこのとても真っ白なお骨にご満悦な表情でしたが、胸の辺りにある青白い塊をスタッフが見つけてこの子は女の子でしたか?
と質問すると、「そうです。女の子です。」
ここはオッパイの所ですが腫れていませんでしたか?「そうなの、分るんですか。」ここの青白い塊ですが。と箸で摘まんで手の上に載せてやりました。「硬くてグズグズ。」そうなんです。この青白い塊が乳癌の時に多い塊です。
「実は、この子は乳癌に犯されていまして色々な所に癌が進行していました。」とおっしゃいました。子宮にもこの色とは違っていつも見慣れている焦げ茶色の腫瘍の塊を発見しましたがあとは分かりませんでした。
この青白い石化したような塊ですが、最近何回も乳癌のペットのお骨上げの度にお客様から「この子は乳癌です。」と言われてオッパイの辺りを見つけましたが、この様な青白い燃えカスがあるのです。
それでこの青白い石化したような燃えカスが乳癌の痕ではないかと思うようになり、お客様が乳癌と言わない場合でもこの青白い色の燃えカスを見つけると先ほどのような遣り取りをして見ることにいたしました。
そうするとどのお客様の答えは「実は乳癌です。」と答えるので最近はこの青白い燃えカスは乳癌だと思うようになりました。
医学的な検知からではないので、確かなことは言えませんがもし知っている人がいたら教えて欲しいと思います。
お客様も、乳癌は別にしても他のお骨が真っ白で綺麗でしたし、お骨の説明にも納得してくれたのでしょう。自然埋葬をしてお帰りになりましたが、すっきりとした笑顔でお帰りになったことが印象的でした。