24日の12時40分にお電話を頂きました。
「陸ガメ1キロ未満なんですが、火葬だけして貰って骨持ち帰れますか?」「今日は病院へ行くので明日お願いしたいんですが何時が空いていますか?」とご質問があり、
「今のところご希望の時間で大丈夫です。」「それでは明日午後1時予約で立会火葬お願いします。」新宿区から電車で北野駅で降りてバスといらっしゃると言うことでした。
亀ちゃんの体重は当初、1キロ未満だと言っていましたが、5時間ほどしてお電話をいただき「病院で計ったら1,100gで1キロ超えていました。」と内容でした。
当日も、バスで来ると言っていたのが、11時26分に「車で行っても平気ですか?」とお電話をいただきました。
到着も12時53分と正確な時間での到着です。
小さなプラスチックの籠に入れてお花で飾ってタオルをエンガータリクカメちゃんに掛けていらっしゃいまいた。
霊園での最初に仕事は、ペットちゃんの確認作業から始まります。
掛かっているタオルを取って亀ちゃんを確認いたしましたが、15センチぐらいの平べったい感じの黄色い甲羅のカメの子模様の亀ちゃんです。
お葬式中からズット奥様はすすり泣きで、火葬炉のお別れして点火を見届ける段になると火葬炉から頭を背けて耐えていらっしゃいました。キット寂しくて耐えられなかったのでしょう。
この亀ちゃんは、まず最初に六角形の甲羅の模様の中が燃えていきましたが、リクガメ特徴の甲羅がバカッ、パカッと割れながら燃えていくタイプでした。
頭も持ち上げる様子もなく、甲羅の所からチョコッと頭を出してそのまま燃えていきました。
火葬終了したときも頭はそのままで真っ白いお骨になっていましたが、何故か凄く脆そうに感じる頭のお骨でした。
甲羅を先に骨壷に入れながら、内臓の辺りに目を遣るとこげ茶色の塊が3センチぐらいの横長でありました。
お客様は、「肝不全に掛かっていたので多分これが肝臓でしょう。」「あと腎不全もありました。」と言っていましたが、腎臓の辺りは悪い気配はありませんでした。
亀のお骨上げで、お骨は別の所に一次置いて甲羅を先に入れていきます。
そうしないと甲羅とお骨の区別が付かず、甲羅だけであった様な亀ちゃんのお骨上げになってしまいます。
別の場所に、頭のお骨、背骨、前足、前足の指、後ろ足、尻尾と並べながら甲羅だけを骨壷に入れ終わってから実際のお骨上げが始まります。
骨壷の中に、別の場所に置いて形で置きなおしていきます。
綺麗にお骨が骨壷の中に並んでお骨上げは終了いたしました。
この1.1キロのエロンガータリクガメちゃんは、比較的甲羅が少なかったです。お骨の量は一昨日火葬した2.0キロのヒョウモンリクガメちゃんと変わらなかったですが、甲羅の厚みがないのでしょうね。
お客様は、お骨上げをした骨壷を抱えならた車に乗り込みました。
確りと窓を開けて「有難うございました。」とご挨拶をいただきました。新宿までお気をつけてお帰りください。