移動火葬一任で羽村市のチワワちゃん4.7キロの火葬の時の事でした。
お客様のご自宅の家の中に食い込むように作られた駐車場から煙突部分を外に出した格好で火葬していた時の事です。
チワワちゃんとしては、肥っている4.7キロの体重の火葬中、車の廻りを観察してみると奥まった家の庭の紅梅が良く咲いているのが気になりました。
火葬しているスタッフを後にしてその紅梅を見学いたしました。
未だ、7分咲きでこれから満開になる所の紅梅でした。紅梅はこの7分咲き位の時が一番きれいな状態です。
満開になってしまうと、お花自体も艶がなくなったような色の花びらも出始めて、色がきれいではなくなってしまします。それに引き替え7分咲きの状態は、これから勢いづいて「ドンドン綺麗なお花が咲きますよ。」と言っているようなお花自体に躍動感があります。
この紅梅が気に入ったので、近くに行ってみることに致しました。
すると、大きな幹の所から折れた跡があります。15センチ位の直径の木の枝が折れてしまっています。何としたことでしょう。あの大雪で折れたものなのでしょうね。
折れた、枝は何処にあるのか探しましたら、下から紅梅の小さい木が生えているのかと思っていた枝の一番先がなんと太い幹から折れた枝そのものでした。
これって、枝が折れていても7分咲きの状態で「これから満開になりますよ。」と言っているように元気なお花がこの折れた太い枝から咲き続けているのです。
あの、2月の中旬から20日も経つのに枯れないで尚更、お花に折れた枝から栄養分が行っていて枝が生き続けている証拠です。凄い生命力ですね。
この時期って木に生命力が溢れているのでしょうか、これから新芽も噴き出す季節になります。そういえば3月が樹木の移設や植え付けに最適な時期だと言われています。
この時期がそうなんでしょうね。
だから、折れた枝からお花が一杯咲き誇っている感じになるのでしょう。
火葬中、火葬しているスタッフと葬儀やお骨上げをする私と立場が違うのですが、こうして火葬している廻りの風景を楽しむことが出来て嬉しいです。
特に今回の折れた枝からお花がこんなに良く咲き誇っている事を目撃できたことに感謝しています。火葬しているスタッフには申し訳ありませんが一人でお花見をさせていただきました。