稲城市からお見え戴きました、猫ちゃんの個別一任火葬のお客様が受付の時におっしゃいました。
「お待ちいただけますか?」と言うと「これからすぐに火葬してもらえるんですか?」とおっしゃいました。「次の火葬までに時間がありますので大丈夫です。」と答えて待ってもらう事になりました。
礼拝所でお葬式をして個別一任火葬のお客様はお帰りになる方が多くいらっしゃいますが、込んでいる時は別として通常の場合は大体待ってもらっています。
今回も、9月に入ってからは気候も暑くなく住みやすい日が続いているのでペット霊園の火葬自体それ程込んでいるわけではありません。
今回も、お客様に待って貰う事になりました。
火葬時間は35分間。通常の猫ちゃんの火葬時間です。
火葬したお骨の顎のお骨が確りと左右繋がっているのが目に入りました。
いつも左右の顎のお骨は離れ離れになっているのが一般的ですが、今回は珍しく一体になっているのです。
お客様に、「火葬したお骨をご覧になりますか?」と聞くと「大丈夫です。」との答えです。
こちらでお骨を拾って粉骨をしてお渡しいたしました。
その時にお客様に「顎のお骨の左右がくっ付いていました。」と言うと「そうですか。実はこの子はお後のお骨が歯肉炎でした。」と言っていましたが、私たちが見た感じでは全く普段の猫ちゃんの顎のお骨と何ら変わらなかったです。
そういわれてみると「少し色が着いていたかな?」と思う程度でした。
真っ白できめ細かになった粉骨パウダーしたお骨を確認してもらってからお渡しいたしました。「綺麗ですね。」と一言云って受け取りました。
一任火葬でも、お客様に依っては「火葬したお骨を見てください。」と言うと喜んで見る人もいますが、今回のお客様のように「見たくないという人もいます。」
私達は、お客様のご希望でどちらでも大丈夫です。
見たくない人には色々と訳がありますが、言いたくない訳もありますのでそれを聞くことは控えています。
粉骨したお骨を受け取って丁寧に頭を下げてお帰りになりましたが、この猫ちゃんに対する強い愛情を感じました。
お大事に。