今日の朝一番の火葬は、東村山からいらっしゃったヘルマンリクガメちゃんでした。
綺麗な甲羅の20センチぐらいの亀ちゃんです。霊園に来る途中で道に迷ってしまってすぐ近くの所から電話を掛けて来てくれました。
お陰さまで電話で誘導してペット霊園に到着して、「こんなに反対しなくてもね。」と言いながら車を降りていらっしゃいました。
礼拝所でお経を上げてお葬式、火葬炉に寝かせて霊園のお花と食べ物を入れてお別れして点火を見とどけました。
火葬中、ご主人がタバコを吸いに外に出てきて「この火葬炉の燃料は何ですか?」と質問されたことからズット話しをさせて頂きました。
その中で、娘さんが当園のホームページをパソコンで見つけたそうです。
「亀の火葬の内容がいっぱい載っていてここなら大丈夫だろうと思って予約をすることにしました。」と言っていました。
確かに、当園のホームページには亀のページもあって内容的にも、火葬をしている本人がブログを書いたり、ホームページを書いたりしているので他所と比べられないほど内容は充実しています。
亀ちゃんのお骨上げの仕方ですとか、亀の甲羅の燃え方ですとか。ましてや甲羅を取った時の内臓の病気など火葬した後の状態も載っています。
お客様は暫く話をしてから、「中を見ていいですか?」と申し出をして火葬炉の中を覗き込みました。「あそこの正面に見えるのが、亀ちゃんの頭です。」と説明すると目を凝らしながら覗きこんで、「ほんと、頭やお顔が良く分かります。」
隣で聞いていた娘さんや奥様も覗きこみました。
「綺麗に火葬していますね。」「良く分かります。」などと言いながら覗きこんでいます。
ヘルマンリクガメの火葬時間は、35分間でした。
火葬したお骨は、甲羅が割れて脇に落ちていて内臓が良く分かります。丁度肝臓辺りに茶色い塊の中に茶黒い塊がありました。
これは、腫瘍です。
お客様もビックリしていましたが、そのままお骨上げを始めました。
今回は、立会火葬で共同墓地への埋葬もでしたので、台風前の雨の中での埋葬になりました。
共同墓地でお経を上げてご供養してから埋葬です。可愛がっていた娘さんが一人で埋葬して皆様はそれを見ていました。
ゆっくりと、愛情がこもった手つきで共同墓地のカロートの中に一つづつお骨を入れています。
雨の中の静寂の中に厳粛にヘルマンリクガメちゃんの埋葬が進んで行きます。娘さんが濡れないようにお父さんが傘を持って遣っています。
お骨上げも終了して、塔婆を立ててお帰りになりました。
東村山市富士見町からわざわざ来て頂いて立会火葬と共同墓地への埋葬をしてお帰りになりましたが、皆様のお顔が確りと思っている通りの火葬と埋葬が出来た事を満足しているようなお顔に見えました。
お気をつけてお帰り下さい。