最近のペット火葬をしていて歯周病がすごく多いのに気が付きました。歯周病になると火葬したお骨はどうなるのかをチョッと説明します。
通常の歯周病の場合は、火葬したお骨のお鼻の部分が崩れて入る状態になる例が可也あります。歯周病が悪化すると火葬したお骨の頭の部分が丸い立体的な形は無くなってしまします。
ここが頭だったとは残骸の形で分かるのですが、丸い形は崩れてなくなりペタッと平面的に崩れた残骸が残っている状態になってしまいます。その様なペットちゃんは今まで火葬した7000匹の内4匹います。
私たちは、お鼻の部分が崩れていたり弱くなっているペットちゃんを見つけるとお客様に「歯周病がなかったですか?」「お口が臭くなかったですか?」と質問する事にしています。」
大体のお客様の返事は、「はい。歯周病でした。」「息が臭かったです。」「お口が臭かったです。」と言う答えが返ってきます。
まさしくその答えで歯周病を持ったペットちゃんだと判断する事が出来ます。そのようなペットちゃんは3匹から4匹に1匹はいる状態です。
火葬したい骨の歯の状態は、殆どのペットが黒くなっています。皆様にこの歯の状態を「虫歯です。」と説明すると「え、虫歯ですか?」と苦笑いが帰ってきます。
火葬した歯にいっぱい付いている歯垢の状況を説明すると、「凄い歯垢ですね。」「家のペットは歯磨きなど決してさせてくれませんでした。」と殆どの飼い主様がおっしゃいます。
そっくりと歯の表面を覆っていて歯垢のキャップを被っているみたいな歯も可也見受けられます。
しかし、時々真っ白な歯をしてペットちゃんに出会う場合があります。
100匹に1匹でしょうか。
まれに見る歯垢がない綺麗な歯をしているペットちゃんです。大体犬ちゃんが多いのですが。
お客様に聞くと、「歯磨きをしていました。」「ペットガムを食べさせていました。」「歯垢を取りに行っていました。」と答えが返ってきます。
この様に恐ろしい歯周病ですが、パソコンでネットサーフィンをしていたらとてもいいページを発見しました。そこには、歯周病の治療やペットガムの選び方なども載っています。
ペットガムのページをチョッと引用して載せておきます。他にも「今からできる歯磨きが苦手な犬に歯磨きをするには。」等も載っているので参考に見てください。
http://allabout.co.jp/gm/gc/441641/
デンタルガムで始めてみる 愛犬のオーラルケア
歯ブラシがまだ使えない、歯ブラシを使うのはどうしても無理という方は、とりあえずデンタルガムを使ってみてはいかがでしょうか。これまでのガムとはちょっと違うデンタルガムのお話です。この記事の担当ガイド 藤田 桂一
前回の記事「オーラルケアプログラムで無理なく愛犬の歯磨き」の中で、わんちゃんの歯磨きがなかなかうまくいかない、またはこれから始めたいという方は、まずはデンタルガムから使ってみましょうというお話をしましたが、今回はそのデンタルガムについてもう少しお話したいと思います。
ガムを噛むわんちゃんガムは歯磨きの入門ツールやサポートツールとしても使える。選ぶ時にはデンタルケア効果が高く、安全なものをわんちゃんは生きていくのに必要な「食べる」という行為の他に、「ものを運ぶ」「何かを確かめる」「仲間とのコミュニケーション」など、いろいろな用途に口を使います。私たち人間が様々なことをするのに手を使うように、わんちゃんたちは口を使っているわけです。
そのせいか、「わんちゃん⇒噛む」というイメージを多くの方が抱いていることと思います。実際、わんちゃんに噛むためのオモチャやガムを与えている飼い主さんも多いはずです。
あるオーラルケアに関する調査結果では、わんちゃんにガムなどの硬めのおやつを与えているという人は、その頻度は別としても49%でした。以前は与えていたものの、現在は与えていないという人も含めれば70%となっています(*1)。
この結果からも、飼い主さんの多くがわんちゃんに何らかの噛む物を与えたいと思っていることがよくわかります。その代表的なものがガム。
ガムはオモチャ代わり、またしつけや気晴らしのツールとしてだけなく、デンタルケアのツールとしても使えます。何度も噛むことによって、その擦過作用から歯の汚れを落とす効果はそれなりにありますので、日常的にガムを与えるということは歯磨きの観点からも有効的と言えます。
ただし、これまで何度もお話しているように、わんちゃんが「噛む」ために使う歯は限られています(主に奥歯)。ですから、その歯にしか効果はないということになりますが、歯磨きの入門ツールとしては十分に使えるでしょう。
愛犬の歯磨きに向いているガムとは?
とは言っても、一般的に売られているガムの種類は豊富。どれを選んだらいいのか迷ってしまいますよね。
記事「犬用オーラルケアガムの上手な与え方」でもご紹介していますが、オーラルケアを意識してガムを選ぶとするなら、以下のようなものがお勧めです。
1:硬過ぎて歯の表面が磨り減ったり、歯が折れたりしないもの
硬過ぎるものは歯の表面にあるエナメル質を削り取ってしまい、逆に歯垢や歯石がつきやすくなったり、知覚過敏にもつながる他、特に上顎の大きな臼歯が折れてしまうことが少なくありません。2:なるべく多くの歯や、歯と歯の隙間に密着できる形状のもの
歯に密着する部分が少ないのであれば、その部分の汚れしか落とすことはできないということになります。なるべく多くの歯に密着し、かつ歯と歯の間にも入り込める形状のほうがより汚れを落とす効果が高くなります。3:少しでも長く噛んでいられるもの
すぐに噛みちぎって飲み込んでしまうようなガムでは、擦過効果による歯の汚れの除去はあまり期待できません。ある程度長く噛むことによって、歯の汚れを落とすことができます。4:嗜好性がよいもの
わんちゃんにとって美味しくないものは、やはりすぐに飽きてしまい、噛む時間も短くなります。美味しいからこそ、長く噛んでいられるわけです。喉に詰まるような大きさのもの(⇒誤飲の原因になる)や、消化性のよくないもの(⇒消化不良を起こしやすい)はお勧めできません。