目黒区から起こしになったハムスターのお客様がナビの住所をペット霊園の本当の住所を入れたところペット霊園とは全く違った所に行ってしまいました。
以前から本当の住所を入れると2キロほど離れた場所に連れて行かれてしまうので困っていましたが、今回は特別遠くに行ってしまったようです。
ナビに連れて行かれて何処だか分かれない場所から電話を貰いました。
「小さな畑があって、そこでお金を入れると野菜が帰るような設備のある所が左にあります。」と言っていましたので、もしかすると霊園のすぐ50メートル下の方かと思って話していました。
その時、上から車が来たので「軽自動車が行ったでしょう。」と言うと「来ません。」
「あれ、違う所かも?」と思ってナビの住所を入れ直してもらいました。
「全然違うじゃない。」「10分も掛かるって。」お客様の声が電話口から聞こえてきます。
「取り合えずナビをセットしたのでこれでそちらに向かいます。」とおっしゃって電話を切りました。
暫くして霊園の駐車場に到着しましたが、案内された場所は何処なんでしょう。
火葬中、お客様から、「ペット霊園の本当の住所を書かないでナビの住所だけを描いた方が良い。」とご指摘を戴きました。
目からウロコです。
各ページに描いてある本当の住所は、お客様にとっても余り必要な住所ではありません。
それより、ナビで来る場合の住所を書いておいたほうが良いのかも知れません。
目黒区から1時間チョッとでいらっしゃったと言っていましたが、最後に迷ってしまったそうです。
今回のお客様のご指摘のようにこれからページにある住所はナビの住所にしようと思っています。
ペット霊園に到着して、ゲージの中に小さなオワン見たいな入れ物に二匹のジャンガリアンハムスターちゃんが並んで寝かせてありました。
2歳2ヶ月のオスと1歳1ヶ月のメスのジャンガリアンハムスターです。
オスの方は、真っ白なチョッと大きめなジャンガリアンハムスターでメスの方はクロっぽい色でした。
礼拝所でお葬式を厳粛に行った後、
「お客様のご希望で一緒に火葬をして下さい。」と言っていましたので、火葬炉のお布団を左右別々に敷いてそこに寝かせて火葬に入りました。
お客様は、以前「移動火葬でハムスターの火葬をした事があります。」と言っていましたが、あんまりお骨は残らなかったと言っていました。
「お骨は全部残りますから、期待していてください。」と言ってあげるとニッコリと笑顔で「お願いします。」と言っていました。
以前の火葬はヤッパリ気に入らなかったのだと思います。
ですから、ワザワザ中目黒から八王子まで火葬をしにいらっしゃったのでしょう。
大事なハムスターちゃんの火葬を綺麗にして貰って確りとお骨が残る火葬をしたい一身でいらっしゃったのでしょう。当園に小さいハムスター等の火葬しに遠くからいらっしゃるお客様は皆さん他で火葬して思ったような火葬が出来なくて当園に来る方ばかりです。
今回も半信半疑だったようです。
ホームページの「お骨が全部残る」と言う文言で「それなら。」と決めたのでしょう。
お葬式をして、火葬炉にハムスターちゃんを左右にお布団の上に寝かせて回りにお花で飾ってお別れです。炉がしまる時、目頭が潤んでいました。
「点火のゴー。」と言う音も合掌して聞いていました。
火葬時間は、25分間です。
お客様がどちらがオスでどちらがメスだか、良く分るように印をつけてお客様のもとへ運びました。
「凄い、全部確り残っている。」とお客様は目を丸くしてジャンガリアンハムスターちゃんの火葬したばかりのお骨を見ています。
オスのジャンガリアンハムスターちゃんから、確りと全身くまなく見ています。
丁度お腹の所が茶色の塊が確りと分ります。「ココだね。悪い所は。」と指差して言っていました。
オスのハムちゃんをお骨上げをしてから続いてメスのジャンガリアンハムスターちゃんの病気から見始めました。この子は子宮の所が悪かったみたいです。
オスのハムスターちゃんもメスのハムスターちゃんも喉仏も確りと分りました。
「これが喉仏ですか。」と覗き込んでもの凄く小さい喉仏を見ていました。
頭のお骨や大きく出ている前歯が良く分ります。
どちらのハムスターちゃんも綺麗に骨壷に入れることが出来て大変ご満足いただいている様子です。
「ココまで来てよかったです。」
お帰りの時に言っていました。きれいにお骨上げが出来たハムスターちゃんの二つの骨壷を抱きかかえてお帰りになりました。
これから目黒まで高速で帰るそうです。
「すぐですから。」と言って笑顔でお帰りになりました。
「お大事に。」